がっつきすぎは、セックスレスには逆効果

遠藤遊佐 紅音ほたる

――性に対して積極的でない“草食系男子”を好きになってしまった場合、どうやったらその気にさせることができますか。付き合ってすぐセックスレスになることも多いようなんですが。

紅音: うーん。その気がないときに「ヤリたい」って気持ちを前面に押し出されると相手も引いちゃいますよね。人間てあまりガンガン来られると価値を感じなくなってしまうものだから、ちょっと会う回数を減らしてみたら? 逆に少し距離を置いたほうが男女としての関係は盛り上がるかも。

――これは、セックスレスを避けるにはどうすればいいかっていう永遠の大問題にも通じるところですよね。紅音さんご自身はセックスレスの経験は……。

紅音: ありますあります。セックスレスになると、やっぱり最初のうちは焦るんですよ。
でも長く付き合っていくと、お互いに対する責任とか信頼関係とか、男女の愛情っていろんな形があるっていうのがわかってくる。
だからあんまり気にしすぎないほうがいいんじゃないかな。またお互いに男女として見ることができるようになる場合もあるから、焦ったりあがいたりせず、どーんと構えるのも一つの解決方法なんじゃないかと思います。

――セックス中、盛り上げるために演技したほうがいいのかなとか思っちゃうんですけど。

紅音: 私はほとんどしませんよ。もちろんAVではカメラの位置まで気にしてましたけど(笑)。
でも「相手任せにしない」っていうことは大切。セックスって共同作業だから、例えば恥ずかしくて何も言えない場合でも、男の人の腕に手を添えるとかボディタッチするとかして自分も参加してるのを見せるといいんです。何かアクションを加えるだけで全然違いますよ。

――それでもうまくいかなくて、性欲が溜まっちゃったら……。

紅音: うーん。男性と同じように性の娯楽で処理してもいいし、あと、運動は意外に効果ありますよ。めちゃくちゃ身体を動して一緒に性欲も発散する。

――思春期の男子に「スポーツで昇華しろ!」とかいうアレですね。

紅音: そうそう。部活でスポーツしたりね。私も自分で処理してスッキリしないときはジムにかけこみます!(笑)