二度寝したい土日の朝に…

でも、だらしのなくない生活、というのはなかなかしんどい。栄養バランスを考えた食事を作り、きちんと子を風呂に入れて、早めに寝かしつける……とここまでは、わたしにとってはさして負担でもない。問題は、睡眠時間です。平日はスケジュールが決まっているから、仕方ない部分はあるけれども、例えば休日。平日の仕事と育児の疲れでへとへとだし、金曜の夜はストレス解消のための晩酌の酒量も多くなる。ゆえにとにかく土日の朝は少しでも長く寝ていたい。しかし、そんな事情を知らない子は、いつもと同じ時間に起きるし、二度寝しようという概念も当然ない。

眠い、寝たい、でも起きねば、でも寝たい……というとき、我が家では、夫がすっと目を覚まし、子どもを別の部屋へと連れていってくれるのです。あー、ありがたや、ありがたや、とそのまま二度寝して二時間後、存分に惰眠を貪り、気力も体力もすっかり満ち足りた状態で、夫と子のいるリビングに行くと、「やっとママ起きてきたね~」「お寝坊なママだね~!」という明るい声で迎え入れられる気楽さよ……というわけで、断然にわたしは、「結婚するなら、人のだらしなさを、気にしない人」をオススメします。結婚生活や育児はずっと続くもの、度々息抜きをしないと死んじゃう!

Text/大泉りか