親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。ものすごい愛です。
私事でたいへん恐縮ですが、昨年11月22日に上梓した『今日もふたり、スキップで ～結婚って“なんかいい”』（大和書房）がこのたび重版する運びとなりました。
『シューイチ』という日曜朝の情報番組でアルコ&ピースの平子さんが拙著をご紹介くださり、信じられないほどの反響がありました。
やべぇ～～～～！！！！ うれしい～～～～～！！！！
あまりのうれしさに足の痛みに耐えながら踊り狂うわたしを見た夫に「靱帯を断裂しただけあるねぇ」としみじみ言われました。
……第三刷を目指して、右足の靱帯も切っておくか？
前回の記事では、尊敬していた先輩が上司との結婚を機に退職したことで、モヤモヤした気持ちが続いている女性からの相談でした。
つい自分と他人を比べてしまう人、結構多いと思うんです。
でも、それをしたところで苦しみは続けど気持ちが救われることはきっとないはず。
だからこそ「無理矢理に考えるのをやめる」という力ずくの行動で、モヤモヤする時間を物理的に減らしていくことをおすすめします。
今まで一度も彼氏ができず、自信がありません
【相談】
25歳ですが、生まれてから一度も彼氏がいません。恥ずかしながら性経験もありません。周りはそろそろ結婚や婚約する人が増えているのに、男性経験がないことに焦りと不安を覚えています。きっかけは、サークルの男友達の「24歳になっても処女はめんどくさい」という言葉を耳にしてからです。
人を好きになっても、片想の相手には他に好きな人がいる等いつもダメでした。彼氏は欲しい、でも友達と楽しく過ごせてるからいいやと思っていましたが、地元を離れると会社には同世代はおらず、交友関係は狭いので友達からの紹介もありません。
「なんで彼氏できないんだろう、すぐに出来そうなのに」「私の友達を紹介するなんてもったいない」「いつかいい人は現れるよ」ばかり言われますが、そんなこと言うなら誰か紹介してよ、と思う自分の心の狭さにも嫌になってきました。
受身ばかりではダメだと、街コンに行ったり、マッチングアプリをはじめましたが、いいなと思う人には振られたり、連絡が途絶えたり、次に進みません。もう誰からも愛されることはないのかな、と思うと悲しいです。 （25歳）
えぇ！ 恥ずかしいこと、なぁーんにもなくないですか？！
むしろ、「24歳になっても処女は面倒くさい」なんて偉そうに言ってるその人のほうが、よっぽどめんどくせぇ～～～と辟易しますし、実際にそんな発言を目にしようものなら直接そう言ってやりたくなります。
「〇歳でこういう人はちょっと……」などと視野の狭い物差ししか持ち合わせていない人間の好き勝手なジャッジには聞く耳を持つ必要はありません。
とはいえ、それが自分のコンプレックスを刺激するような言葉だと、自分の中にズシンと重く居座ってしまうんですよね。
そして、落ち込むあなたを見兼ねた友人たちの言葉に対して「そんなこと言うならだれか紹介してよ！」というレスポンスはごもっともです。
ほんとうにその通りすぎて思わず笑ってしまいました。
きっとお友達はあなたを励ますためにそう言ってくれたのでしょうし、あなたもそれはわかっているのでしょうが、積もり積もった結果、「無責任なこと言わないでよ……」と思ってしまう気持ち、よくわかります。
これからわたしがあなたにかける言葉も、もしかしたら「無責任なこと言わないで」と思われるかもしれません。
でも、あなたのことをよく知らない人間が、知らないなりに客観的な立場からどう感じるのかという冷静な意見なので、ぜひフラットな気持ちで耳を傾けてくださればと思います。
