理想論かもしれませんが、私は親から子どもへの教育として「人生は楽しくて面白い」というのを教えてあげるのが一番大切だと思っています。仕事に打ち込んでいる姿、仕事以外でも何かに打ち込んで楽しそうにしている姿を見せていたら「ああ、自分も早く大人になりたいな」と子どももそう思えるのです。

私の経験上、人間というのは何かお手本を真似るのが成長の近道です。そのお手本として子どもから自分は見られているということを忘れてはいけません。

あなたが辛く我慢して人生を生きているのを見た子どもたちは「人生も結婚も辛く我慢ばかり」だと思うでしょう。それは教育上も良くないと思います。

今時離婚は珍しいことではありません。結婚した3組に1組が離婚をしているそうです。配偶者さんの性格を考慮するとあなたが親権を持った方が良さそうです。しっかりと理由を話し、社会人になるまで経済的にサポートするということを伝えたら、今までの状況を見てきたお子さんたちも理解してくれるのではないかと私は思います。

問題は配偶者ですが、弁護士に過去のDV案件や現在のモラハラなどを訴えて離婚を優位に進めてください。離婚を優位に進めるために、恋愛は今止めた方が良いと思います。今のメールフレンドの彼女が心の支えであることは理解できますが、その状況を配偶者に知られたらあなたに不利な形で離婚となります。そうなるとあなたは将来的にも縛られた形で我慢を強いられるでしょう。

燃え上っているあなた達二人に水を差すのは野暮の極みで言いたく無いのですが、事情をわかっていて「そんなの関係ないよ。私の事好きなのかどうか。どうしたいのかはっきり言って」とあなたに迫るメールフレンドの彼女は少しよく考えた方が良いと思いました。

相談文を読むとあなたとお相手はまだ会ったことがないです。その段階で今後のことも考えず盛り上がっています。それは恋としては最高に面白いかもしれませんね。恋は相手のリアルを知らずに自分の欲する相手像を構築し、焦がれるものです。会ったことがない相手ならリアルから遠い存在であなたの妄想は際限なく膨らみます。

その妄想にすがらざるを得ないというところから、あなたの抱えるリアルの切実さというのが伝わってきます。本当に辛く我慢しているんですね。軽々に言えませんがお疲れ様です。

でも、それならば頭を使って状況を切り抜けなければいけません。バカなフリは良いのですが、本当にバカになってはいけません。そんなあなたの今の恋愛は本当に心苦しいのですがバカな恋愛です。相手も向こう見ずなバカな方です。だからこそ盛り上がるのかもしれませんが、現実は何一つ改善しません。むしろ配偶者に弱みを握られて、状況は悪化します。

本当にそれで良いのですか？

本当はリアルを変える勇気がなくて恋愛で現実逃避をしているだけなのではないでしょうか。我慢しない人生を望むのであれば、嫌われる勇気を持つことが必要です。誰にも嫌われたくないから、離婚を出来ず、会ったこともない相手に思いを募らせ、涙するというのが現状ではないでしょうか。

年下から生意気ばかり言って申し訳ございませんでした。あなたはきっとお優しい方なんでしょうね。でもその優しさは自分も周りも幸せにしていないように私には思えました。

誰かに嫌われても、あなたは幸せになっていいんです。あなたが幸せにならなければ、周りを幸せにはできません。もちろんお子さんも、お母さまも含めてです。その言葉を思い出して、冷静に幸せを目指してください。

TEXT／肉乃小路ニクヨ