「この人しかいない」なんてことは絶対にないよ。結婚を考えたバツイチ彼氏との破局でわかったこと

人生最大の失恋

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失恋は、恋の死だと思う。あらゆるものの死と同じように、恋の死を前にするとわたしたちは無力だ。けれど、人はそれを受け入れて、乗り越えることができる。

失恋の乗り越え方を教えてほしいとよく言われるのだけれど、楽な方法はないと思う。
決して逃げず、誤魔化さず、絶対に乗り越えられると自分を信じて、全力で受け止めることが失恋から回復する一番の近道ではないだろうか。
今回は、正に恋愛道場といった風情のかなりのスパルタ精神論になってしまうことを、前以てお伝えしておきたい。

わたしの人生最大の失恋は、27歳の時だった。
約3年付き合った彼とは、結婚の話も出ていた。
彼はバツイチで、前妻との間に子供が1人いた。
当時のわたしは、彼との結婚に真剣に向き合おうとしていた。

有事の時に子供を引き取ることになればどうするか、もし子供が病気や事故に見舞われたらどうするか、わたしの両親にどのように説明するか、わたしたちの間に子供は作るのか、作る場合は何歳で兄弟がいることを打ち明けるか、その後の面会方法や面会ペースなど、あらゆるケースを想定して彼と話し合おうとした。

しかし、それらの話し合いはなかなか進まなかった。
彼に子供の話をさせるのは酷なことだったんだろうし、しかも、それらは全て起こってもない事柄で、全部をきちんと決められるはずもなかった。
それでも、いつ何があるかわからないから、結婚するなら起こりうることにはきちんと覚悟を決めたかった。

子供をめぐって二人の間に溝が生まれるにつれ、「君と結婚したい」と言う彼の言葉に、はいと言えなくなってしまった。

そしてわたしは、彼に別れを告げた。