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  • 2017.03.22

婚活に妥協は必要ですか? ルックスも条件もいいのに「何か違う」男性に出会ったら

条件としては悪くないし、悪い人ではないけれど心が拒否反応を起こしてしまう……あなたならそんな「何か違う人」と交際できるでしょうか?うろんちゃんが「妥協なんかしなくてよかった」と振り返るのはそんな男性と婚活で出会ったときのこと。うろんちゃんがその体験から実感した、恋愛や結婚で「意思」が大切な理由とは?

婚活にPhotoshopの壁

うろんちゃん 恋愛道場 婚活 結婚相談所 Photoshop

 わたしが婚活中に利用していた婚活ツールは、信頼できる友人知人づての合コンや紹介、それから結婚相談所であった。

 結婚相談所を選んだ理由は3つある。1つは、結婚したいと真剣に考えている人と出会うことが出来るから。2つ目は、身元が明らかで安心だから。3つ目は顔写真を事前に見ることが出来るからであった。見た目が全くタイプでない男性と、自分は結婚出来ないということもわかっていたため、会う前に写真を見ることができる結婚相談所のシステムは、重要だった。

 しかし、いざ入会して活動してみると大きな壁に直面することとなる。マッチングして面接と呼ばれるお見合いの場に行ってみると、そこに現われる男性たちの顔が、あまりにも写真と違っていたのだ!! 恐るべしPhotoshop!!!

 Photoshopのせいで何度も心を折られかけたが、その中で唯一、写真と見た目が違わない男性がいた。身長も高く、端正な顔立ちをしていたその男性は、10歳年上の38歳。東京都出身で大卒、そこそこ名の通った会社の正社員で、第一印象はとても大人しい人柄だった。物静かにポツリポツリと話す様子も好印象で、わたしの胸は高鳴った。

ルックスも条件もいいのに「何か違う」人

 彼には、これまで10年近くお付き合いした同い年の女性がいたが、自分に結婚願望が全くなかったために、彼女からの結婚への圧力が重くて別れたと言っていた。交際のときも、どちらかといえば彼女のほうが積極的で、それに押される形で付き合ったらしい。しかし今は、老いた親に孫を見せられるのは自分しかいないし、親も孫を見たがっているため結婚を真剣に考えているとのこと。仕事は正直そんなにやる気はないが普通にやっていれば、生活に困らないくらいは収入を得ることができるという旨の話をしてくれた。

 考えるよりも先に心が“うわ、無理だ”と拒否反応を示した。嫌悪したと言っても過言ではなかった。それは自分自身でも、ものすごくショックなことだった。

 ルックスも条件も好ましかったし、趣味も合いそうだった。穏やかで物静かな人柄がタイプだし、きっとこの人なら好きになれるに違いない! と思っていたからだ。それなのに、なぜか話せば話すほど嫌悪感が増していった。悪い人ではないのに、何で無理なんだろう?? どうして??? うまく言葉に出来ないけれど、とにかくダメだと感じた。お相手はわたしと交際したいと言ってくれていた。このまま付き合えば結婚もできるだろう。それなのに、嫌悪を感じるなんて何様なんだろうと自分を激しく責めた。

「この人にする」と覚悟を決めること

 おそらくその嫌悪感の原因は、彼の生き方があまりにも受け身過ぎると感じたからかもしれない。女性から付き合おうと言われたから付き合い、大学を卒業するから就職をし、結婚が重いと感じたら彼女と別れ、親が孫の顔をみたいと言うから婚活している。そのような印象を受けてしまった。

 わたしはまるで、この人に降りかかる火の粉を払うためだけに巻き込まれたようだった。そこに、彼の主体性や責任感、覚悟みたいなものが見えなかった。

 わたしは自分が、婚活に向けてしっかり内省出来ていると思っていた。でも違った。“安定した収入がある正社員”がいいと思っていたが、実際はたとえ宝クジが当たったとしても、仕事を辞めないような人と結婚したいんだとわかった。そのくらい、意欲を持って仕事をしてる人がいい。

 結婚相手の条件としては、見落としがちかもしれないが、結婚したその先を考慮して、どういう価値観の人がいいのかということをクリアにしなければならなかった。己のストライクゾーンの認識の甘さを反省した。わたしがいつも、婚活で一番大切なことは内省だと言っているのは、この出来事がキッカケだ。

 当然、彼は決して悪い人ではなかった。ただ単にタイプでなかっただけだ。わたしの内省が足りなかったがために、嫌悪の原因もわからず戸惑い、好きになれない自分を責めたりショックを受けたりした。婚活中、沢山の人達に“妥協をしろ”と言われていた。もしこの人と交際を進めるなら、それは“妥協だ”と思った。でも、本当に妥協なんかしなくてよかった。妥協で結婚なんて相手に大変失礼だし、そんなの続かない。

 わたしは、恋愛や結婚で大切なのは意志だと思っている。この人しかいないのではなく、この人にする! と決めることが大事だと思う。だからこそ、覚悟してくれる人と結婚したかった。そこでは妥協してはいけない。完璧な人なんて存在しないけれど、「何か違う」と頭の中で警報が鳴るなら、それを無視してはいけないのではないだろうか。


Text/うろんちゃん

次回は <筋トレの負荷と恋人は重い方がいい。元婚活アカウント、うろんちゃんの遺言>です。
婚活アカウントとしてTwitterをはじめ、重度のメンヘラモンスターと化した“うろんちゃん”が晴れてご結婚をし、このたびTwitterと同時にAMの連載からも卒業される運びになりました。そこで、最終回はうろんちゃんからAM読者、そして「メンヘラ女子」へのラストメッセージをお届けします

童貞の疑問を解決する本

ライタープロフィール

うろんちゃん
元メンヘラ、元婚活ポエマー、既婚29歳(婚活卒業しました)

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