なぜ瑛人の『香水』はヒットしたの?女子にとって山崎まさよしを超えた理由

ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、瑛人の『香水』に聞き入っている女性って誰?」
担当編集I嬢:「一度聴いたが最後、寝る直前まで頭から離れなくて困ってます」

先週は原始時代の話でしたが、今週は時事ネタです。今が旬のネタといえば、なんといっても瑛人の『香水』でしょう。とか言いつつ、ぶっちゃけ瑛人の『香水』が流行っていることを知らなかったミカコちゃん。

担当編集I嬢から「なんで『香水』ってヒットしたんですかね?」と投げかけられた瞬間は、まさか曲名だとは夢にも思わず……。「毎日入浴する習慣がなかった時代に、体臭のニオイを消すため普及したのでは」と、まさかのマジレスをするミカコちゃん。「瑛人の……」と説明されても瑛太とゴッチャになり、「俳優だけでなく歌手活動もやっていたのか!」「妻・木村カエラの影響か?」と、ギャグのような勘違いをしていました。

いや、担当編集I嬢から話を振られてもすぐ理解できなかったのは無理もありません。瑛人さんは『香水』のリリース当時、どこの音楽事務所にも所属しておらず、ハンバーガー屋でバイトしながら音楽活動をしている無名のシンガソングライターだったのですから。

『香水』が注目されるようになったのは今年の4月。4月といえば緊急事態宣言でメジャーなアーティストの新曲発売延期が相次ぎ、現代人が娯楽飢餓状態に陥った時期です。そんな時期にTikTokで、FANTASTICS from EXILE TRIBEの中島颯太さんが『香水』をカバー。ここから一気に大ヒットを遂げたというわけ。瑛人さんは令和2年のシンデレラボーイですな。

ドルチェ&ガッバーナのその香水のせいなの?

今こそ全ての日本国民に問います。

なぜ瑛人の『香水』は爆発的な大ヒットを遂げたのでしょうか?

ミカコちゃん質問

そんなことも知らずに、やれ「ピコ太郎の『PPAP』もジャスティン・ビーバーがSNSでシェアしブレイクしたからなぁ」とか「平井堅も20年前、シングル曲のCMに江角マキコが出演し一気に知名度アップしたからなぁ」などと言っている日本人のなんと多いことか。

しかしミカコちゃんは知っています。瑛人の『香水』が爆発的な大ヒットを遂げた理由は……!?

「元カレとの復縁を夢見る女性たちにとっての夢と希望がてんこ盛りな歌詞だから」です。

ミカコちゃん質問

「戻りたいとかは思わない」と言うけど…

「元カレの○○君以外はオトコにあらず!」と言わんばかりに、復縁に執着する女性は非常に多いです。その復縁執着期間は数ヶ月から、長いと数年単位に及びます。数年間、ほかの男性に目を向けることなく……ってことは、数年単位でセックスしていないことになるわけで! そりゃ欲求不満にもなるでしょう。

欲求不満で股と頭が爆発しそうになると、復縁執着女性は「心の支え」を欲します。その「心の支え」に該当するのが、元カレのほうも実は未練タラタラなのでは……という妄想です。

ここまで読んで、「男性側の未練タラタラな心情を歌った曲はほかにも沢山あるじゃろ!」と思った人もいるでしょう。おっしゃる通り、山崎まさよしの『One more time,One more chance』など、未練タラタラ男の歌は確かに存在します。

既存の未練タラタラ男の歌と『香水』の明確な違いは、「♪君をまた好きになることなんてありえないけど♪」「♪戻りたいとかは思わないけど♪」という歌詞にあるのでしょう。そう、『香水』の歌詞に登場する男は、口では「また好きになることなんぞない」「戻りたいとは思わん」と断言しています。断言していますが、歌にしちゃうくらいなのですから、未練タラタラですよね。素直じゃないのぅ。