だめんず沼から脱出するために、心に修造じゃなくジョセフを飼おう/59番目のマリアージュ

だめんず(ダメな男)にハマってしまう女性は、「だめなのは私だ」と自分を責めてしまいがち。ハマる理由は親の愛情が足りてないから?自分に自信がないから?アルテイシアさんが指摘するのはまったく別の理由でした。

沼にはまっていく女性の画像 by Alan Labisch

 最近、コラムを書くために「苦手なもの」について考えていた。そのコラムは6/1更新の「熟女入門」に掲載されるので、ぜひ読んでつかあさい。

 私は苦手なものが多い。煩悩の数より多い。なぜそんなに多いかというと「我慢が苦手」だからだと思う。苦手を克服するために、我慢してやり続けることができないのだ。

 三日坊主ならぬ三日阿闍梨を自称するほど、勉強も習い事も続かなかった。「がんばれ!やればできる!」と修造カレンダーみたいなことを言われても「つらい!無理!」と投げ出してきた。

 この我慢が苦手な性格にはプラス面もあった。「底つき」が早いことだ。
だめんず沼にうっかりハマっても「つらい!無理!」と短期間で浮上できたことが、己を救ったと思う。

 我慢強さは美徳とされるが、恋愛ではマイナスに働くことが多い。
モラハラ男と長年付き合った末、深い傷を負った友人が「クソみたいな石に三年も乗ったらアカン…」と呟いていたが、この言葉を日めくりカレンダーに載せたい。

 石の上に三日しかいられないタイプは、傷が浅いうちに逃げられる。一方、我慢や努力が得意なタイプはとことん耐えてしまう。ブラック企業で壊れるまで働くのと同じだ。

 そんな彼女らは、真面目ながんばりやさんなのだ。
だから、相手のニーズに応えようとがんばってしまう。それが応えるべきじゃないニーズでも「努力はいつか報われる!」とつい思ってしまう。心に修造を飼っているから。

 心に修造のいない私は、目の前に高い山があったら避ける。登るのがダルいからだ。
一方、がんばりやさんは「そこに山があるから登る、高ければ高いほど燃える」精神で、つい乗り越えようとする。それが乗り越えるべきじゃない山(=だめんず)だったとしても。
そして八甲田山みたいに「これメッチャ死ぬやつ」という状況でも「ここで撤退するのは負けだ…!」とド根性を発揮する。

 だめんず沼にハマりがちな女子には、次の言葉を送りたい。

「たったひとつだけ策はある!とっておきのやつだ!逃げるんだよォォォーーーーーッ」

 ジョセフは短命のジョースター家でダントツの長生きだし、なんだかんだで一番幸せそうだ。幸せに長生きしたければ、心に修造じゃなくジョセフを飼おう。
だめんずに迫られた時も「お前は次にウンコを出す!」とおちょくれば、敵はみずから撤退していくだろう。