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  • 2017.02.08

報われない片想いは蜜の味。追われる恋愛ができないタイプの女子

『好きな人は「私には無関心」。そして、なんとも想ってもいない人から「好意を寄せられる」…こんな恋愛に面白味を見い出せない。』なんてお悩みのAM読者のみなさん。そもそも恋愛ってどんなものか知っていますか?追われる恋愛が苦手なら、それを克服するという楽しさも恋愛には潜んでいたりするものなのです…

好意を寄せられると気持ち悪くなる

うろんちゃん 恋愛道場 片想い 両想い 相思相愛 恋愛 好意
by Unsplash

 好きになる男性は全員いつも、自分に興味がない。
いいなと思っていた相手でも、自分に好意をよせてきた瞬間、好きになれないどころか、気持ち悪いとすら思ってしまう。
そんな女子たちの悩みを聞く機会はとても多い。

 もちろん、恋をしたいわけじゃないなら何の問題もないけれど、漠然とこのまま、もしかしてわたしには、この先ずっと恋人ができないんじゃないか…と不安に思うこともあるかもしれない。

 わたしは基本的に、わたしに興味を持っていない男性に興味を持てないタチである。
だから、わたしのことをまるきり女として見てくれないような男性には、何の感情も持てない。
でもだからといって、アプローチしてきてくれる男性全員に、好意を持てるわけでもない。

 とりわけ、相手に強く反発を覚えるケースがある。
それは「あなたが認識しているわたしは、わたしじゃない!」と思うときだ。

好意の押し付けは理想の押し付け

 一回目のデートから、素のままで楽しめる相手もいれば、数回デートをしてみてもどうもしっくりこない相手もいる。
それはもちろん相性という言葉で簡単に片付けられるかもしれないが、自分のせいでもあると思っている。
自分が猫をかぶり、取り繕っていることを自覚しているときにアプローチを受けると「やめてくれーーーー!」という気持ちになる。
「あなたが思っているわたしは、わたしじゃない!!」と。
それはなんとも居心地が悪く、気持ちが悪い。

 おそらく、相手から勝手に“本当の自分とは異なる異性像”を着せられていると感じるからではないだろうか。
相手が自分の良い面だけを見て、都合よく編集して、わたしではない女性像をわたしに見ていると感じるとき、とても気持ちが悪く思ってしまう。
自分自身が認識している自分像と、押し付けられる自分像とのギャップに戸惑うのだ。好意の押し付けとは、理想の押し付けだと感じる。わたしはそんなんじゃない! やめて! と思う。

 素の姿を見せている相手から「ありのままの君が好きだよ」と言われて嫌悪をおぼえるパターンもある。
これは、先のパターンと正反対のように見えるが、実は同じことが言えると思う。

 自分のことを“ありのままで恋をされるような存在ではない”と認識しているにも関わらず、恋をされるということは、自分が自覚している“本当の自分”とは、異なったイメージを無理やり当てはめられていると感じて、げんなりしてしまうんだろうと思う。

 もし仮に、ありのままを好かれたとて、その“ありのまま”を、自分自身が恋されるべき存在として享受していない限り、居心地の悪さは拭えない。

 加えて、知らぬ間に自分が“恋愛対象として見られている”ことに、抵抗を覚えるという人もいるだろう。
ナンパや出会ったばかりの男性から急にグイグイ口説かれることに、恐怖や嫌悪を覚えるのは普通のことだし、普通に仲良く接しているクラスメイトや会社の同僚などから好意を寄せられたとしても、戸惑いやこちらはそんなつもりじゃなかった! という気持ちから、嫌悪を抱くことも容易に想像がつく。

 でも、それらも全てお互い様なんだよなあと、年齢を重ねてわたしもわかってきた。
好意とは、確かに身勝手なものだ。相手の都合などお構いなしの、不躾な恋心の押し付けだと思う。
それを押し付けられるのは確かに嫌だなと思うけれど、逆に自分自身が恋をした時、自分も同じようなことをしているのだと気付いてしまってからは、まあそういうもんだよなあと考えることが出来るようになった。
気持ち悪さを覚えることも減ってきた。

恋焦がれた相手が生身の人間になる瞬間

 片想いというのは、蜜の味だと思う。
自分が一方的に想う側でいるときは、実に気楽である。
報われない想いは、辛いようで実は甘い。

 なぜなら相手は生身の人間ではなく、自分が勝手に作り上げた“理想の異性像”を着せた相手だから。
そもそもが幻のような存在である。幻相手には幻滅することもないし、二人の関係維持のために自分が何かを我慢することもないし、異なる意見をぶつけ合って互いに消耗することもない。
ただただ、ぬるく甘く思い続けていられる。

 基本的に、交際前というのは良い面ばかりが見えている。
全てが見えているわけではないからこそ、見えない部分には“理想の異性像”を無意識に補ってしまうからだ。

 しかし、相思相愛になった時点で、相手はただの生身の人間として、自分と同じ土俵に立つ存在へと姿を変える。
ああこんなところもあるのかと驚いたり落胆したりするだろう。交際に発展すれば尚更である。

 例えば、スーツ姿は素敵だったのに私服がダサいとか、甘い言葉は得意だけれど行動が伴っていないとか、思った以上に小言が多いとか。
大きなことから些細なことまで、理想通りの人じゃない! と感じることは多々あるだろう。
それらひとつひとつと向き合って、解決したり折り合いをつけたりして、なんとか二人で生きていこうと頑張るのが、愛し愛されて生きていくということではないだろうか。

 恋はお互い様であると理解すること、そして理想通りの人間なんていないからこそ、生身の人間と愛し愛されて生きていくぞと覚悟を決めることが大切なんじゃないかと思う。
互いに、幻滅したり、傷ついたり、傷つけたり、本当の自分の姿をわかってもらえないと嘆いたり、わかってもらう努力をしたり、ありのままの相手を認めようと努力したり、そんなふうに試行錯誤をしながら共に生きていこうと決めることが、恋愛への第一歩なんじゃないかなと、わたしは思う。

Text/うろんちゃん

次回は <カレの本心の見極め方って?それは自分が堀北真希だと思い込むことだ>です。
女性をモノのように扱ったり、セックス目当てで近づいてきたり、「悪い男」は確かにこの世に存在するもの。でも、世の中にはそんなわかりやすい悪い男ばかりではなくて、本心が掴めない男性が多いのが現実。そんな状況で役に立つ、「悪い男」の見極め方をうろんちゃんがAM読者に提案します!

ライタープロフィール

うろんちゃん
元メンヘラ、元婚活ポエマー、既婚29歳(婚活卒業しました)
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