Twitterに増殖する自称BBAと、女子のエイジングとの付き合い方

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あと3ヶ月で、30歳になる。子供の頃、30歳といえばすごく大人に見えていたもんだが、まあ実際はこんなもんか〜と思う。とはいえ、そのことには17歳の頃から気づいていた。“幼かった頃は17歳といえば大人だと思っていたが、実際はこんなもんなのだ。きっと20歳も30歳も40歳も似たようなもんなんだろう。みんな大人だから大人らしく振舞っているだけで、年齢に実感など伴っていないんだろう”と。その予感は当たっている。なのでまあ、やっぱりこんなもんだよな〜と思っている。

君の名はエイジング

忘れもしない26歳の春、ワンルームマンションのわたしの部屋に突然“エイジング”が訪ねてきた。
気づいたときにはすっかり住み着いていたそいつは、初めは見過ごすくらいに小さかったが、夏頃にはまるまると大きくなり、いつの間にか存在感を放つようになっていた。わたしは、鏡の前で首を傾げることが増えた。

今までバッチリ似合っていたはずの髪型が、なんだか少しチグハグな気がするのだ。もしかして髪色の問題だろうか? それともアイシャドウの色? いや、はたまたリップの色のせいかもしれない。お気に入りだったはずの洋服も、何故かしっくりこない。ちょっとだけ違和感がある。大学の卒業旅行の写真をスクロールしながら、全然変わってないつもりなのに決定的に何かが違うと気づく。

そしてその存在に思い当たった。そうか、お前は“エイジング”か、と。気づいたときはビックリした。なにしろ初めての“エイジング”である。これまでは成長しか経験がなかったのだ。しかし、意外とショックを受けることはなかったし、むしろ正体がわかってホッとした。ただ、接し方がわからなかった。初めての“エイジング”と今後どういう距離感で付き合っていけばいいのか、考えながら生きていこうと思った。“エイジング”とは死に近付くということだ。命あるものは必ず死ぬのだから、当然である。