「他人のものさし」に屈しない

いい年して見た目に気を使っているのは痛いというタイプの叩き方もある。いやいや、いい年だからこそ見た目にさらに気を使うべきではないか。若ければ勢いで何とかなってたものが、歳を重ねるとそうもいかなくなる。出来れば死ぬまで極力、小綺麗でいたいなあと思う。そもそも「何歳になったら、コレは痛い」という決めつけはつまらない。「自分のことを痛いと思う女」にはなりたくないが、「他人から痛いと思われたくなくて必死な女」にもなりたくない。大人なんだから自分の基準で生きていきたい。“エイジング”を讃えたくもないが、悲観したくもない。

パステルピンクが似合わなくなっても、ピンクベージュは似合うかもしれないし、もっと年を取ったら逆にビビットピンクがクールかもしれない。死に近付く一方の人生だからこそ、楽しんだり小綺麗でいたり健康で幸せに過ごしたりするための努力をして、今の自分に合うものを自分でしっかり選びたい。そういう大人でありたいと、30歳を迎えるにあたり、今改めて思っている。

Text/うろんちゃん

初出:2017.02.01

次回は <報われない片想いは蜜の味。追われる恋愛ができないタイプの女子>です。
『好きな人は「私には無関心」。そして、なんとも想ってもいない人から「好意を寄せられる」…こんな恋愛に面白味を見い出せない。』なんてお悩みのAM読者のみなさん。そもそも恋愛ってどんなものか知っていますか?追われる恋愛が苦手なら、それを克服するという楽しさも恋愛には潜んでいたりするものなのです…