愛の裏側はとっても寂しいもの?

ちなみに孤独の裏側は愛です。
愛は相手の見返りを求めないので、とても孤独な感情です。
暖かくて、とても寂しい、それが愛です。
だから、私は不思議と孤独でありながら、
人生が冷たくないように思えるのです。
屁理屈ですかね。
ふふふ。

さとり世代は「恥ずかしがりや」なだけ

最近の若い人は愛情が少なく
個人の殻に閉じこもって、孤独でみんな冷めている。
おひとりさまを好む、シラケ世代、さとり世代だ。
なんて表面的な批判をよく聞きますが、私にはそうは思えません。

2011年の東日本の震災の時、
私は若い人を含めた日本人の深い愛情を感じました。
みんな自分のことのように被災した方を思い、
涙して、救援活動をしていました。
手伝えない人や仕事をしていた人は寄付をしました。
自分に出来ることを一生懸命考えました。
それはある一定の年齢から上の人だけでなく、
若い人もそうだったように思います。

それ以来、若い人もみんな孤独と向き合いながら愛を考えている。
恥ずかしがりな人が増えたから気付いていないだけだ
と思うようになりました。

だから何かのきっかけがあれば、
もう少し愛が溢れる世代になると思うのです。
私はそんな表と裏の孤独と愛の空気をかき混ぜる役になりたい
といつも思っています。ちょっと良い子ブリっこかしら。

表と裏を知ったら、人生はもっと豊かになる

ニューレディーなんて、
もしかしたらいなくても、
世界は回って行くのかもしれません。
事実、人ひとり消えた日も世界は回り続けています。

そんなちっぽけな存在のニューレディーに出来ることは納税と消費と、
みんなが愛に気づき易い、暖かい空気を作っていくことだと思っています。

孤独を選ぶ人は本当は愛情が深い人
と少しでも伝えて、
孤独な人同士が暖かさを感じて
もっと交わればいいな、
なんて、気味の悪いことを考えています。

ものごとは表裏一体で、裏側が必ずあります。
一見冷たい、暗いことにも
見方を変えたら暖かい、明るいことに通じるものが
必ずあります。
そういう風に他の人に対して見てあげられたら
人生はもっと豊かになるのかもしれません。

Text/肉乃小路ニクヨ