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××が言えない女性がスピリチュアルを必要とするのかもしれない

占い向きじゃないと気づいた日

スピリチュアルや占いにハマった女性の画像 Matheus Bertelli

先週お届けした前半に続き、かつてお付き合いしていた男性と一緒に、有名な占い師の元を訪れた話です。

辛口かつ、ビンタで気合を注入してくることで有名な「〇〇の母(仮名)」は、わたしたちを見ると開口一番にこう言いました。

「そっちの男性は20代で結婚するね。女性は30代」

なるほど。恋人は20代で、わたしは30代で結婚するのか。いや待て。恋人は年上です。ということは、わたしと恋人は結婚しないということになる。なかなか強烈な先制パンチです。カップルで占いに来ているというのに、まさか別れを予告されるとは。
もっとも、その時は結婚を考えていなかったので、さしてショックでもなく、ただただ「すげぇことを言う占い師だなぁ」という感想を持ちました。

続けて「〇〇の母」は、わたしの顔を見てこう言いました。

「あなたは一生、働き続けるね」

こちらも、人にとっては絶望じみた予告かもしれません。しかし、わたしは当時から、たとえ結婚しても子どもが生まれても、モノを書く仕事は続けたいと考えていたので、「まぁ、そのつもりですけど」なんてことを心の中で思っていました。すると「〇〇の母」は、突然、クイズを出してきたのです。

「大切なことを教えてあげる。わたしが何をやって食ってるか、わかる?」

「え、占い師じゃないんですか?」と愚直に答えると「占い師もやってるけど、メインの収入は別なのよ」と言います。

「いくつに見える?」に代表される『わたし(俺)クイズ』ほど面倒くさいものはない。が、不真面目な態度を取ってビンタされても嫌なので、一生懸命に考えているふりをしつつ、店内を見回してヒントを探します。絵画や格言のようなものが描かれた色紙、ピエロの人形、造花の花……いかにもババアセンスの小物類があちらこちらに配置されているけれど、ヒントになるようなものは見つかりません。

「すみません、さっぱりわかりません」と早々にギブアップすると、「〇〇の母」はドヤ顔でこう言いました。

「わたしはね、カルチャーセンターでお習字を教えてるのよ。女が食っていくにはね、手に職をつけたほうがいいの。だからあなたも手に職をつけなさい」

それなりに真っ当なことをおっしゃっていますが、占いに訪れて聞くような話でもない。

というより、元をただせばわたしは何が聞きたいのか。「いま隣にいる恋人とは結婚しない」と告げられてもへこむことなく、「手に職をつけろ」と言われて真摯に受け止めることもせずに「へー、へー」と聞き流しているのだから、占いに来る意味がまったくない。そもそも、わたしは自分のやりたいことがそれなりにハッキリしている。だから占い師にアドバイスされたところで、まったく響かないのではないか……。

こうして、「わたしは占いは向いていない」という結論に達したのでした。

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