相性が良くないセフレほど意味がないものはない。それでも続けたい女性の話

セックスが合わないセフレほど、意味がないものはない。が、そんなセフレとの関係を続けたいと考える稀有なひともいる。彼女もまた、そう願うひとりでした。

彼女のセフレは、既婚者合コンで出会った男性でした。夫との長きに渡るセックスレスに悩んだ末に参加した既婚者合コン、そこで彼女は、どうしてか独身者であるのに参加していた5歳ほど年下の男性に見初められ、熱烈アプローチを掛けられて瞬く間に陥落。セックスレス妻から、金魚妻へと変貌を遂げることとなったのです。見事、セックスレスからシまくりとなった彼女……が、また別の悩みが立ち上がることとなった。それは、セフレとの夜の相性が合わないということだという。

「とにかく、セックスが合わない」
昼下がりのカフェバーで、フリーフローのシャンパンを口へと運びながらそう口を尖らせる彼女に「それって意味がなくない?」と返したものの、「でも、会って話すのは楽しいし、美味しいものをご馳走してくれるから……」と。

「会って話すと楽しい」、そして「美味しいものをご馳走してくれる」というのが、彼女がセフレと会う意味だというならば、それもよし。が、困ったことに相手は、後腐れがなく行為ができて、責任を取らなくてもいい女性(≒人妻)を求めて、妻帯者だと偽ってまで既婚者合コンに参加するような男です。「会うのに、セックスがないと意味がない」と考えているかどうかはわからないけれど、会えば必ず、ホテルに誘われるという。