夫に「フェミ感が怖い」と呼ばれる女同士の飲み会でやっていること

すっかり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年は忘年会や新年会などの集まりも復活させたひとも多いようで、街中の飲食店が賑わっている様子に、なんとなく明るい気持ちになった年末年始でした。わたしも忘年会やら新年会やらをいくつかこなすと同時に、恒例の女友達を招いての宅飲み、通称「デンデラ会」を年末年始に開催しました。

デンデラ会という名前は常連参加者(ルビ:イツメン)のひとり、フィーメールパンクバンド「イライザ・ロイヤル&総括リンチ」のボーカルでありつつSMの女王様をやられてらっしゃるイライザ・ロイヤル嬢がつけたネーミング。姥捨て山に棄てられたババアたちの生き様を描いた佐藤友哉の小説「デンデラ」から来ているのですが、「今夜、うちでデンデラ会やるから」というと「あっ……そうなの」と夫の顔はスッと真顔になるし、知り合いの男性編集者には「りかさんちでやってるって噂の、女性だらけの飲み会、すごい怖いんですけど」とおずおずと告げられる始末。まぁ映画化されたデンデラのビジュアルの、ボロを纏い髪が乱れた老女たちの姿を思えば、そら怖く思えるけれど、全然怖くないんだYO!

デンデラ会でやっていること

どれくらい怖くないか。あるときのコンセプトは「これまで食べたことのないものを食べる会」。四十し盛りを迎えた我々にも、まだまだ食べたことのないものはある。そういうものは概して珍味であってひとくち、味が知れればいい。だからこそ、こういうふうに皆が集まった場所で経験とともにシェアするのがベスト。というわけで、我々はなにのバージンブレイクするかを事前にアレコレと話し合うこととなった。

本当はシュールストレミングに挑戦したかったけれど、マンションの一室で開けたら隣近所が大騒ぎになりかねない。エイを発酵させた韓国のホンオ・フェは手に入りにくそうだし、臭豆腐は、台湾のお土産として人様の家のホームパーティーに持っていってみんなで食べた経験がある(そのときに参加者のひとりは「老人ホームに入っているお父さんの口のニオイがする。お父さんに会いたい……」と泣き出した)。もはや食べたことのないものを食べる会というよりは、臭いものを食べる会にコンセプトが移りつつある中で白羽の矢が立ったのは鮒寿し。さっそくお取り寄せして当日、みんなで食したものの、全然臭くないし酒のつまみにピッタリという知己を得た。