育児をしてくれない夫への幻滅が産後セックスレスの原因になる

産後、セックスレスに陥る夫婦は少なくないと言われています。実際に、わたしよりも早いタイミングで出産をした先輩ママたちの話を聞くと、ものの見事に口をそろえて「夫とはセックスレス」と言っていました。

レスの状況は様々です。
「本当は夫としたかったけれど、何度誘ってもダメで、嫌になってしまった」というような、夫が発端の夫婦。
「夫にそんな気はもう起きなくなってしまった」という、妻が発端の夫婦。
はたまた、「挿入すると痛い」「濡れにくくなった」など、出産をきっかけに身体が変わってしまい、セックスそのものを引退希望している場合も。

つまり、「産後のセックスレスの原因はコレ！」と、なかなか一言では理由を解明しにくいのです。が、それを踏まえたうえで今回は、妻側がセックスを拒否する理由について、取り上げたいと思います。

実はわたしも、産後「なんだか夫とセックスしたくないなー」と思う時期がありました。その理由は、頻回授乳による睡眠不足からの疲労困憊や、子どもとのスキンシップ過多による人肌のぬくもりの飽和などさまざま。しかし、一番の原因は、当時の夫の役立たずっぷりに幻滅していたからです。

夫は週のほとんど、自分の経営するバーに出勤してしまって、夜間は家にいません。そのため、夜泣き対応はすべてわたしの役目でした。もちろん帰ってきた後なら、子供の世話を替わってもらうことも出来ますが、夜中の2時まで働いている人に深夜の育児を分担するのはさすがに気の毒で、そこまで望んではいませんでした。

しかし、夫はそれをいいことに、別の店に飲みに寄ってから帰ってくることもしばしば。付き合いがあるのはわかるけれど、寝不足の起きがけに、寿司やら焼肉やらをキメている夫の姿をInstagramで目のあたりにすると、さすがにイラっとします。せめて寿司折や焼肉弁当をお土産に持って帰ってくるとかして、わたしを労わってくれてもいいではないか。