埋められない男女の溝
結婚によるメリットはゼロ!?

─恋愛、結婚には男女の溝があるように思うので、その溝を今日お二人の対談のなかで埋められたらと思っていたのですが…。

堀江:いや、溝は埋められないよ!(笑)
結婚するタイミングって、好きで好きで盛り上がっているときじゃないパターンの方が多いと思う。
結構盛り下がっている時だったり、結婚式の日取り決まっちゃったから結婚しようってなったり。
「これはマリッジブルーだ。結婚したら幸せになるんだ」って思い込んで結婚したけど、結局幸せじゃなかった。結婚なんかしなきゃよかった、とかよくある。
だって3分の1は離婚するんですよ。
3分の1が離婚しているっていうことは離婚したいと思っているやつは3分の2くらいじゃないかな。
なんでそれなのに結婚したがるんだろうって俺は思う。

はあちゅう:たぶん、したことないからですよ。

堀江:したことないからって理由ももちろんあると思う。
だから1回してみるのを否定はしないよ。でも、俺はもう1回したから、もういいかなって思ってる。

はあちゅう:じゃあ、結婚願望は完全にゼロですか?

堀江:ゼロですね。結婚による具体的なメリットがまったく感じられない。
役所が発行する紙、一枚で何が保証されているのかわかんないし。
婚姻届を出したとしても奥さんが逃げていかないっていう保証はない訳だよ。
人が愛する気持ちってフワフワしたものだから、自分がいくら尽くしたり、努力したところでダメじゃん。
気持ちが離れたときに「なんでなんでなんで?」って問い詰めても、「なんとなく」、みたいな。

愛って保証できるもんじゃなくて、最初のちょっとした掛け違いが溝をうんでいって、いつしか埋められない溝ができていくのは普通だし。
気持ちが離れていくことだけじゃなくて、誰かを好きになったら、「俺おまえのことなんで好きになったのかはわからないけど、すごく好き」ってなるじゃん。

はあちゅう:それは確かにそうかもしれません。

堀江さんのセフレ戦略

はあちゅう:あと、気になったんですけど、そもそも、堀江さんのその好きになる人ってどんな人なんですか?

堀江:だから、それもどんな人って言えないよ。好きだから好き。
もちろん顔が好みだとか、タイプだからとか、フレンドリーに接してくれた、とかもあるけど。
俺一目惚れはないから類型化できない。

はあちゅう:私、一目惚ればっかりですよ。

堀江:たとえば一緒に仕事してて、こいつ結構いい女じゃんと思うまで、だいたい3か月とか半年とかかかりますね。

はあちゅう:結構時間かかりますね。
私、なんか堀江さんはパンパン!っていうリズミカルなイメージがありました。

堀江:パンパン!って(笑)。あれだよ?えっと、好きになるのと、セックスするのは別だからね。

はあちゅう:そこをもうちょっと詳しくいうと?
好きになるのとセックスするのは別で、じゃあ、セックスしてから好きになることもあるっていうことですよね?

堀江:まあ、セックスしてから好きになる方が多いね。同時もあるけど。