男友達のスキンシップが嬉しい…彼氏が大好きなのに、矛盾した気持ちを抑えられません

by Sebastian Mark

親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。ものすごい愛です。

つい先日、“いい夫婦の日”こと11月22日を迎えたわけですが、我が家は結婚以来初の夫婦喧嘩が勃発していました。
ウワァーン! 家出じゃ家出!!! と大泣きしつつ、きちんとシャワー・着替え・化粧を済ませ、「帰りにスーパーに寄れるように」とエコバックを忘れずに持ち、洗濯乾燥機のスイッチを押してから家を飛び出したあたり、我ながらかなり冷静な行動だったように思います。
どうやら家出というのはなりふり構わず突発的にやるのがデフォルトらしく、友達には「下手くそかよ」と言い捨てられまして……いやはや、不慣れでお恥ずかし限りです。
ちなみに現在はすっかり元通りで、週末には仲良くお寿司を食べに行きました。
仲直り後の回転寿司、多幸感が桁違いなのでおすすめです。

前回の記事では、ラブラブだった彼氏に突然別れを告げられ、込み上げてくる怒りが収まらない女性からの相談でした。
たしかに、同調や共感は時に大きな救いになります。
わたしもそうです、失恋したときは友達に全てを肯定されて甘やかされたい。
でも、ある程度失恋の醍醐味を堪能したのであれば、理矢理に怒りを持続させようとしないほうがきっと自分自身のためになると思います。
相談者の方には、今回の相談をひとつの区切りとして一旦幕を引くことをおすすめします。

彼氏が大好き、でも男友達にも触れたい……矛盾した感情

【相談】最近私は、彼氏と仲良く幸せに日々を送っているはずなのに、男友達のことが気になります。 今の彼氏とは、キス以上のことは全て一緒に初めてを共有してきました。もう2年のお付き合いになり、一緒に時間を過ごせば過ごすほど好きな気持ちが増すくらい素敵な人です。スキンシップもたくさんしてくれます。それなのに、私には今気になる男友達がいます。

彼から許可を得た上でふたりで遊びに出かけるのですが、軽く手を触れるなどのスキンシップをしてしまいます。男友達から友達としてではない好意を感じる瞬間もあります。ただ、男友達は彼氏の存在を知っているのでどこか一線を引いている感じがあり、それがもどかしく感じることすらあります。

今の彼氏が大好きで心地いい関係を崩したくない。でも男友達に触れたいし、触れてほしい。自分の矛盾した感情に振り回されています。最低なことを言っている自覚はあるのですが、どうしたらいいのか分かりません。何かアドバイスをもらえると嬉しいです。 (20歳女性)

うーん……うーん???
「最低なことを言っている自覚はある」と書かれてはいますが……そもそも、最低だと自覚していればすべてが許されるわけではないのがまた難しいところです。
傍から見たらあなたのしている行為は褒められたものとは言えないのでしょうが、わたしはそこまで最低だと断罪はできないんですよね。

多方面からのチヤホヤに興奮を覚えてしまう

まず最初に、あなたの今の気持ちを整理してみましょう。
あくまでもわたしが抱いた印象ですが、あなたはその男友達と付き合いたいわけではないように感じたのですが、いかがでしょうか。

恋人がいる状態で他に好きな人ができてしまうことはあると思いますが、感情の問題ですからこればかりは仕方のないものだと言えます。
その恋人の立場からしたらかなしいことではありますが、人の感情は水ものなのでどうすることもできません。
その場合、彼とはお別れしてから男友達と付き合うのが筋でしょうが、あなたは彼との現状維持を望んでいるようです。
相談文の中に「男友達のことが好き」「彼と別れて男友達と付き合おうか悩んでいる」といった関係性の変化を望む記述はありませんしね。

一方で、オープンに複数の人と同時に親密な関係を築きたい、という考えを持っているとも感じない。
だから、男友達に対して「気になる」とは書かれているものの、それは「付き合いたい」とはまた別の感情だとわたしは捉えました。
要するに、彼からも今まで通り変わらず愛されたいし付き合っていきたい、同時に男友達からは好意を向けられ続けることを楽しみたい、というのがあなたの本心ではないでしょうか。

一度抱いてしまった感情は、他者はおろか本人にすらどうこうできるものではないため、それを真っ向から否定するつもりはないので、あまり身構えないでくださいね。
「彼氏がいるのに最低だよ! あなたがしていることはれっきとした浮気じゃん!」「彼はあなたを信頼してるからこそ男友達と遊ぶことをOKしてるのに……もし彼にバレたらどうなるかちゃんと考えてるの?」「二兎を追う者は一兎をも得ずってことわざがありましてね……」なんてことを言うのは簡単なんですが、今回は少し違う観点からお話しさせていただきます。

お互いにそれなりの好意があるとわかりきっている状態でのコミュニケーションというのは、とても楽しいものだと思うのです。
それは、一方的な片思い特有の「好きになってもらえるのかな」「告白して振られたらどうしよう」などといった不安からはかけ離れているため、妙な高揚感を纏っています。
相手に対して少なからず性的なものを感じつつ、どちらかが一歩踏み込もうものならあっという間に崩壊してしまいそうな薄い隔たりが存在し、そのもどかしさにすら興奮を見出している状態です。
何気なく触れられてドキドキしたり、物理的な距離をあえて縮めて翻弄したり、ちょっとだけ駆け引きをしてみたり……間接的な前戯だとわたしは捉えています。
男友達が一線を引いている姿勢を崩していない事実にあなたはもどかしさを感じていることからも、一歩踏み込んでほしいと期待しているようです。
なまじ、あなたには“自分を大事にしてくれている彼氏の存在”があるため、男友達に対して精神的な余裕を持ちつつ背徳感を味わえて、余計に今のどっちつかずの状態が気持ちのいいものになっているように感じました。

こういった経験をした人は少なくないでしょうし、何がどうなるかわからないのが恋愛ですから特別珍しい話でもないでしょう。
相手の気持ちを考えると推奨されるものではありませんが、お互いの了承のうえで自由度の高い恋愛を好む人もいますね。
ただ、たった一人に大事にされたい、愛されたい、特別な存在になりたいとあなたが望んでいるのなら、多方面からの愛情に興奮を覚えることは正しいルートを歩んでいるとは思えません。
常に特定の人ではない誰かからのチヤホヤを欲し、与えられることが癖になって、いつまでも満足できなくなってしまいますからね。
自分が一番かわいくて仕方がない、自分本位の恋愛ばかりをしていては誰かを大切にする方法を忘れてしまうものなんです。

この高揚感は、誰かの思いやりや信頼、理性、努力の上にある

ここから先は、顔も知らない口うるさいおばちゃんの戯言だと思って聞いてくださいね。
付き合っていない男性のチンチンの矛先が自分に向いていることに、悦びを感じてしまう女性にならないほうがいい。
たしかに、チヤホヤされればうれしくないわけがないですし、好みのタイプの男性に触れられたらドキドキもするでしょう。
かつて、わたしにもそういう時期がありました。
付き合っていない男性にチンチンの矛先を向けられて、なんて気分がいいんだと思ったこと、それによってまるで自分がいかにいい女で価値ある人間かのような錯覚に陥ったこと、恥ずかしながら経験があります。
ただ、過去を振り返ったとき、そういったチヤホヤで得られる気分の良さや喜びは一過性のものに過ぎず、結果として満足度の高い幸せは得られなかったなぁ、と。
相手に蔑ろにされている分、自分も無意識的に相手を蔑ろにしていたのですから、当然と言えば当然なんですが。

自分に向けられているチンチンの矛先は好意ありきではあるものの、それは純度100%の好意ではなく、少なからず性的欲求も乗っかっているのです。
もちろん、「付き合いたいな」「好きだな」と思っている人にだって性的欲求が皆無なわけではないですが、相手のことを大事にしたいという考えがあれば、理性を総動員させて欲望をひた隠しにし、軽率に触れたりしないのが誠実な人間のすることだと思います。
チンチンの矛先を理性で隠し、誠実な好意を向けてくれた人のほうが長期的にいい関係を築けていたな、というのがわたしの経験則からくる気づきです。

忘れないでほしいのは、彼があなたのことを大事にしてくれているのは、あなたの男友達に抱いている感情や実際のスキンシップを知らないから。
だからこそ、あなたのどっちつかずの悩みが成立しているという側面は多いにあります。
彼が事実を知ってしまえば、恐らくあなたのことをこれまでと同じように大事にしてくれることはないでしょう。
また、男友達に対してもどかしさを感じているようですが、むしろなりふり構わず一歩踏み込んでくるほうが問題ではないでしょうか。
ほんとうにあなたのことが好きで大事にしたいと思っているのであれば、「彼と別れておれと付き合ってほしい」と伝えるなどなんらかのアクションを起こす、もしくは「君が彼といて幸せならそれが一番だから」と自分の感情を押し殺して身を引くのが筋のはず。
筋を全く通すことなく、あなたのもどかしさを払拭するかのように軽率に手を出してくるとなると信用できませんし、それこそ単純にチンチンの矛先を向けているとしか思えません。
着地点が定まっていないのに目先の楽しみだけに注目していても、きっとあなたが望む幸せは得られないのではないでしょうか。
今味わえている高揚感や悦びは、誰かの思いやりや信頼、理性、努力によって得られていえるものです。
あなたはそこに胡坐をかいているだけの状態にあるという客観的事実は、心に留めておいたほしいなと思います。

ひとつ気になったのが、相談文の中で彼に対する愛情は書かれているものの、申し訳のない気持ちや罪悪感について触れられていない点。
まあ、書いていないだけなのかもしれませんし、それが書かれているからといって何かが変わるという話でもありませんが、そういった部分からもあなたは悪い意味で自分が主軸になっているように感じました。
愛されるポジションというのはとてもありがたく、気分がいいのはたしかです。
自分が選ぶ立場でいるうちは精神的な余裕もあるのでしょう。
ただ、傲慢な考えのままでも大事にされたり愛されたりすることが永遠に続くと思わないほうがいいと思います。
あなた自身が努力しなくてはいけない場面は、いつか必ず訪れます。
清廉潔白であれ、とは言いません。
わたしだって、それなりに褒められないことをした経験はあります。
でも、誰かに大事にされ、愛され続けるためには、少なくとも本人の心とそれに伴った行動ありきなんだよ、ということはあなたに知っておいてほしいと思います。

心から愛される自信があるか?を想像する

さて、今回あなたは「どうしたらいいかわからない」と悩んでいるようですが、はっきり言ってわたしもどうしたらいいかはわかりません。
別に突き放しているつもりではなく、あなたの感情の問題ですから、どうしたらいいのかわかるのはあなただけなんです。
ただ、どうするのか決断するときは、即時的に得られる幸せに注目するのではなく、一歩先の未来を長期的な目線で見ることをおすすめします。
これは「彼に男友達との関係がバレたら大変なことになるよ」とか「思わせぶりな態度を取り続けたら男友達に嫌われちゃうよ」とかではなく、もっと先のことを指します。

誰かを傷つけてしまう可能性があるとわかりきっているのに、それを見て見ぬ振りをして今現在得られる気持ちよさを優先してしまった場合、それがいつのまにか自分のデフォルトになってしまう危険性があります。
浮気を一度でもしたことのある人はそのハードルが下がって、罪悪感が薄れて何度も繰り返してしまうというのに似ているかもしれませんね。
彼との関係をこのまま維持したまま、あなたが今望んでいるように男友達との関係を一歩進ませてしまったら、同時進行することになるでしょう。
そのときあなたは、彼からも男友達からも心から愛されていると自信を持って言えるのか、一度想像してみてください。

どうか、チンチンの矛先を向けられている事実を、モテや愛されだと勘違いしないでほしい。
他者からの愛情の大きさ、チヤホヤされる頻度、矛先を向けてくるチンチンの数であなたの価値は決まりません。
あなたの価値は、あなたの心と行動で決まるのです。

Text/ものすごい愛
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※現在、多数のご相談をいただいております。
ものすごい愛さんに順次回答いただく予定ですが、隔週掲載となるためお待たせしまうこと、すべてのご相談に回答できない可能性もございます。
誠に恐れ入りますが、何卒ご容赦くださいませ。(AM編集部)

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