結婚生活はポジティブなものだと洗脳せよ

結局のところ男は女の子のアプローチで結婚を決めてないんですよ。たしかにそれが結婚のことを真剣に捉えるきっかけにはなる。けど、それはあなたとの結婚に対してじゃなくて、自分自身の人生における結婚の位置づけに対して。

最終的には自分の「もうそろそろ結婚していいかな?」という気持ちに折り合いがついたときに結婚してるだけなんですよ。一部の家庭を持つ意欲が高い系男子以外は。まわりの男の人を見てもそうじゃないですか?

ただ、朗報は「積極的にしたくない人」はそんなにいなくて、「どっちでも良いからまだしなくていいかな」って気持ちで捉えてる人が多いってことかな。
アプローチの方向性としては、男の意識を<結婚後の生活=ポジティブな人生>という風にリフレームすることでしょうね。
コラム「彼氏が記念日を祝ってくれない問題を考えた」で書いたワクワク感と同じような感じで。

あんまりリアルに考えないから、期待も少なくて漠然とそんなに楽しくなさそうって感じてるだけだから。だから、何とか女性には上手いこと洗脳していってもらいたい。

俺の先輩が結婚をした時に、決め手となった考え方は、「子どもがいる人生/いない人生を想定したときに、いる人生の方がいいって思った。どうせ作るなら早いほうがいいじゃん」ってことらしい。
俺個人はピンとこなかったんだけど、まぁポジティブな枠組みに捉え直した一例でしょうね。

結婚難民があふれかえってる現状で、「こうすれば結婚出来るよ」なんてオイシイ話があるはずがなくて。おまけにケース・バイ・ケースすぎる話題で一般論を語るのも難しい。

なんで俺、このテーマにしたんだよ! って自分にムカツイてるのですが、なんか最近まわりの人が結婚しまくっているので、「取り残されていく感覚」が少しだけわかったんですよね。

女の人のあせる気持ちに共感できたというか。あれ何となく寂しくなるよね。
というわけで、また来週お会いしましょう。

それにしても俺はヘテロだけど、日本も同性婚を認めれば良いのにね。あれは本当に意味がわからんぜ。

TEXT/ファーレンハイト
初出:2013.11.22