相手に対して想像力を働かせるということ

だからこそクソみたいに女同士でピーチクやったところで、恋愛のモヤモヤの本当のところを解決することなんて出来ないんです。
そのことを知ってから始まる考え方がある。
とはいえ、みなさんだって自分の恋愛の悩みを女子会で「解決」しようとは思っていないでしょうけど。

本質的なことを言います。
恋愛は男が女を一方的に選びとる行為では決してない。
かといって、女が肉食になって男をたぐり寄せる行為でもない。
色んな考え方をする人がいて、色んなことを大事にする人がいる。
そこに対して最善のアプローチを考えることが必要なんだと思います。

そのガイドラインとしてある種のパターンをベースに、その人の思考を知ることは遠まわりのようで絶対に近道です。

たしかに「男って生き物は」って傾向はあるんだけど、そこに対してもう少し繊細に違いを感じられるようになると、相手に対する理解も深まると思います。
気になる人、好きな人のことをもっと知りたいと思うのであればそれくらいの努力は苦にならないじゃないですか。

俺がこのコラムで女性のみなさんに伝えることが出来るのはテクニックではなく「視点」「気づき」です。
恋愛において繊細な違いを感じるためのきっかけのようなものです。
生活のふとしたシーンで少しだけ意識してみてください。
ちょっと視点を変えたり、気付きを踏まえることできっと日常の出来事や意中の人の見え方が変わってくるはずです。

今回ならば職場やプライベートで、自分の身のまわりの男性に対して上の4分類をしてみるぜんぜんちがうと思っていた人が属性をフックに意外な共通点を持ってることに気づいたり、今までの彼らの言動が腹に落ちたりするでしょう。
こういった昨日までとは違う、ささいな努力を繰り返すことが、あなたのこれからの恋愛のお守りになっていくでしょう。

というわけで、明日からの女子会の予定はすべてキャンセルしてください。

最後になりましたが、男がガチで落ち込むというゲスい下ネタトーク中心の女子会があると聞きます。
これはすごく有意義なのではないでしょうか。
参加したいけど…、ヘコみたくないなぁ。

Text/ファーレンハイト

初出:2013.09.12