「セックスしないと相手を引きとめられない」と思ってしまうとき

「セックスしないと相手を引き止められない」と思ってしまうシチュエーションは、お付き合いしていない男性から食事やデートに誘われたときに起こると思います。

男性が女性を何かしらに誘うということは、少なからず好意があると私は考えます。
しかし、その“好意”というのは、イコールで「お付き合いしたい」「真剣に考えている」という誠実なものではないかもしれません。
もちろん「かわいいな」「お話していると楽しいな」という純粋な興味もあれば、「エロいな」「できるならやりたいな」というような世間で言う下心もあるでしょう。

この下心もまた好意の一種だと私は思います。だって、誰だって嫌な人とやりたいとは思わないですよね。
だから少なからず、これも好意の一つなんです。

しかし、女性はこの下心に入る“好意”に対して、とても否定的に捉えがちです。
「私と一緒にいても楽しくないのではないか」、「がっかりしたのではないか」、「私に一切の好意はないのではないか」という感覚を持つことが多いようです。
そのため、下心を好意だと思えない女性は、自分に魅力がないと感じて、次の約束する自信が持てなくなってしまいます。

もし、その女性が誘ってくれた男性に少しでも好意を持ったら、どうすると思いますか?
「何もせず帰ったら、もうこの男性を引きとめていられないだろう」という恐怖心が心に芽生えて、「セックスでもしないと彼を引き止められない」という錯覚に陥ってしまうんです。

確かに、今日というこの時間だけを考えれば“セックス”は有効でしょう。
今日は彼も帰らないでしょうし、セックスの最中はまるで恋人同士のように振る舞ってくれるでしょう。
でも、セックスが終わったら、その不安がまた押し寄せてきますよね。

セックスだけで男性を虜にするのは、なかなか難しい。
それに、あなたが恋愛や信頼できる関係を求めるのであれば、セックスだけでは満足できないですよね。相手が自分のことを好きになってもらわないと、恋愛関係は築けないですしね。