親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。ものすごい愛です。
新年度になってしばらく経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
進学、就職、お子さんの入園・入学など、環境がガラリと変わった人もいらっしゃるかもしれません。
緊張する毎日を過ごし、そろそろ疲れが溜まってくることでしょうか。
ちなみにですが、わたしはまったくと言っていいほど生活が変わっていません。
ええ！ そりゃあもう！ １ミリたりとも！
前回の記事では、数か月後に控えた移住までの間、10年続けている婚活を中断する覚悟がないという女性からの相談でした。
相談者の方は、婚活を休むことに対して「無為に過ごすようで抵抗がある」と仰っていましたが、わたしはそうは思いません。 婚活では避けて通れない、ジャッジする／されるのコミュニケーションから少し離れて自分のためだけに過ごす時間も、ときには必要ではないでしょうか。
すでに結婚してる人を好きに…これって恋愛感情？
【相談】
好きな人がいます。その方は結婚されています。出会って5年。何人かで仲良く遊ぶようになった頃にはすでに結婚していて、全く恋愛感情を抱くことなく、いい人という認識だけで数年経過していました。しかしここ1年で友人を交えて色んな話しをするようになりました。大事にしているものや好きなものなど、感性が合う部分がありそれを嬉しく思います。この人が今何を好きで、何で元気が出るのか、癒されるのか。何で気持ちが落ち込んで、どんな思いでいるのか。そんなことを知りたい、力になりたい、一緒にガハガハと笑っていたいと思います。この人の人生が幸せであってほしいと思います。人として本当に素敵な人で出会えて仲良くなれたことが本当に嬉しいです。そこで、恋愛がわからなくなりました。
恋愛感情を持つ相手には触れたいと思うものだと思っています。この方へ触れたいという感情は全くありません。ですが結婚している事実に、夫婦の家へ遊びに行った時に2人の肩が触れていることから目を逸らしたくなります。私が抱くこの感情は恋愛感情なのでしょうか。恋愛感情だと認めるのは怖いだけなのですかね。どんな種類であってもこんなにも人として尊敬できて好きだと思えること、そして相手が私を一人の人間として尊重して信頼してくれていることが幸せです。同時に、どんな種類の好きであっても好きな人に好きだと伝えられないことが苦しいです。（23歳）
恋愛感情というと、「この人にとって特別な存在になりたい」「彼のことを考えると胸が苦しくて夜も眠れない」「相手からの連絡に一喜一憂してずっと落ち着かない」「一緒にいるとドキドキして上手くしゃべれない」といった風に、熱情が先行している状態をイメージしがちですが、決してそうとは言い切れないのではないでしょうか。
人が抱く感情というのは簡単にカテゴリ分けできるものではありませんし、上手に言語化できなくて当然のもの。
わたしの仲の良い友人には、誰に対しても激しく盛り上がるような熱情を抱かないタイプの人がいます。それはわたしたちが出会った10代の頃からそうだった人、年齢を重ねるにつれて徐々にそうなっていった人など、様々です。
アロマンティックやアセクシュアルではなく、「この人とだったら一緒に過ごしていて心地いいな」「触れ合うことはお互いの関係性の延長線上に存在していると思うけれど、特に重要視はしていない」など、穏やかなテンションで人を好きになるようです。
それはそれで彼女たちなりの恋愛を含んだ感情、または情愛だとわたしは認識しています。 世の中には、好きな人に対して「彼に認識されたくない！ 視界にすら入りたくない！ 遠くから見つめているのが一番の幸せ！」と思う人、「わたしじゃ彼を幸せにできないから、どうかわたしのいないところで愛する人と幸せになっておくれ～！」と思う人、「とっても大好きだし共に生きていきたいけれど、触れたり触れられたりっていうのはちょっと違うんだよなぁ……」と思う人、いろんなかたちの恋愛感情を持つ人が存在します。
