なぜ会いたがらない方がいいの?
激務男性が最も「負い目」と感じるのは、会う時間を捻出できないことでしょう。「○○ちゃんのことは気になっているし、今後親しくなれたら付き合いたいなぁと思っている」「しかし激務の身ゆえ、今後親しくなってゆくための時間が捻出できない」「なかなか会えない状況が続くと、西野カナのように会いたくて震えるだろう」「レディーを震えさせるような俺に、恋愛する資格は無い!」以上の思考回路を経て、激務男性たちは恋愛のマウンドから降りてゆくのです。だからこそ!
口が裂けても、こっちから「会いたい」とは言わない姿勢が鉄則となります。「会いたがっている」と思わせる発言もアウトです。「丸の内に日本初上陸のステーキハウスがオープンしたらしい」とか「すっかり寒くなっておでんが美味しい季節だね」とか「シャオシャオとレイレイの公開日程っていつ決まるのかな」とか、全部言っちゃダメ! 「ステーキやおでんやパンダを口実に、会いたい想いを遠回しに伝えてきているのだな」と、深読みさせちゃう危険性があるので。
この言葉に食いつくのはド素人
仮に男性側から、「今週末にプレゼン終わればやっとひと区切り」など、会えそうな言葉が出たとしても! その言葉に食いつくのはド素人です。「じゃあ丸の内のステーキハウスに……」ではなく! 正解は「じゃあ今週末は久々に寝溜めできるね」です。○○君は激務なのだから、貴重な余暇は私に費やすのではなく、自分自身に使ってください、ってニュアンス。
この「会いたがらない」「むしろ会わないほうがいい」な姿勢は、激務男性にとっては理解者として映るでしょう。「これだけ理解ある女性なら、激務な俺も負い目を感じることはない」「これだけ理解ある女性なのだから、彼女のため頑張って空き時間を作りたい」と、貴女サマの理解に対して「お返し」をしたい感情も芽生えるはず。
遠回りに感じるかもしれませんが、これが1番の近道だと確信しております。激務男性に胸キュンしちゃった際はぜひ、お試しあれ。
Text/菊池美佳子
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