お酒と料理と食べ歩きをこよなく愛する、食ブロガーのツレヅレハナコさん。
彼女が紹介した「桃モッツァレラ(内田真美さんのレシピ)」や「味噌バター白菜鍋(重信初江さんのレシピ)」は、ネットで大きな話題となりました。
そんなハナコさんが、夜遅く帰ってきて一杯やりたいとき、一人でもすぐに作れるとっておきのおつまみと常備菜のレシピを教えてくれる連載です。
安くてうまくて、だしまで出ちゃう!鶏手羽の優れたポテンシャル
「切るだけ」「焼くだけ」「混ぜるだけ」的な、
調理行程がひとつしかないつまみが大好きです。
「ていうか、それ料理なのか?」くらいの手間だけど、酒のつまみなら十分イケる!!
とはいえ、単になんでも「切るだけ」「焼くだけ」が良いわけではなくて、
「シンプルな調理に向く食材や組み合わせ」があるんじゃないかなーと。
さらに、「そのままでもいいけど、コレだけは手を抜かずにやるとよりうまい」的な、ちょっとしたコツ。
それを守ることで、トータルの満足感がぐーんとUPするように思うのです。
そんなシンプル調理に向く食材として、私が絶大な信頼をおく食材。
それは……鶏手羽センパイ!
いやー、すごいですよ。他に類を見ないほどのポテンシャル。
まず第1に、形がいいわよね。
すんごい独特の形だなーと思います。何にも似ていないオリジナル感。
形が完成されているので、そのままで(生は無理だけど)つまみとしての見栄えがする。
第2に、肉と皮と骨のバランスが良い。
しっとりした脂を含む肉に、ボリューム十分の皮、手で持ちやすい骨。
しかも骨からは、おいしいだしが出るという無駄のなさ!
第3に、安い。
5本で200円くらいとか……鶏もも肉並みのうまみなのに!
コレを1パック買えば、その日のつまみに必要な材料は揃ったも同然。
というわけで、本日ご紹介するのは、“キング・オブ・焼くだけつまみ”。
「焼くだけ鶏手羽」です!(そのまんま)
ただし、やったほうがよりおいしいコツとして、
「下味をつける」ことをオススメいたします。
今回は、「塩にんにく味」と「甘辛しょうゆ味」の2種。
もちろん、どちらかだけにして5本一気食いするという手もあるので、
お好みに合わせてお試しくださいませ~。
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