岩倉のおすすめ

2018年面白かった映画まとめ

AMのメインユーザーである女性の感情をゆさぶる作品を選んでみました。アニメに興味ない人も、この機会にぜひ見てみてください。

さよならの朝に約束の花をかざろう

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の脚本でおなじみ、岡田麿里さんが初監督を務めた劇場版アニメ作品です。

10代半ばの外見のまま、数百年の寿命を持つイオルフの民の少女マキア。マキアが、外の世界に出て、孤児の赤ん坊、エリアルを拾うところから物語が始まります。

基本的にはこのマキアとエリアルの成長と絆を描いているのですが、脇を固めるキャラクターたちも素晴らしく、みんなの「時間の流れ」と「気持ちの変化」が本当に切ない。

「母親」もキーワードとなっていますが、よくある「産んでないなら母親にはなれないのか」という問いだけではないのが、一味違うところだと思います。
クライマックスであるお城の塔のシーンでのセリフが、女性にはとくに刺さるんじゃないでしょうか。

とにかく女の子たちが非力ではあるけれどすごく強くて、力をもらえる作品なので、ぜひアマプラでレンタルしてください。

名探偵コナン ゼロの執行人

「100億の男」として名を馳せた平成最後の色男、安室透出演の劇場版名探偵コナンシリーズ最新作です。

最後にコナンを見たのは中学生か高校生くらいだし、「コナンまだ大きくなってないんだウケるw」くらいの知識で見に行ったのですが、全然余裕で安室の女になれました。

とにかくラスト15分のクライマックスシーンを観てください。
一緒に行った同僚はそのシーンで小さく「ヒエッ」と言ってましたし、私は声が出ないようにずっと指を噛みながら観賞しました。

安室透はまじですごいです。とにかく観て。すごいの、安室透。まじで。フェロモンの塊。いい男の概念が服着てる感じ。魅力の暴力よ、あれは。恋に落ちるなって方が無理。

とまぁ、安室透の魅力を語ろうとすると、語彙力ゼロになってしまうので、まじで観て。そんで感じて、安室透を。全部わかるから。
(岩倉)

石島のおすすめ

2018年面白かった映画まとめ

学生時代は一応映画サークルだったんですが、映画を作るのが大変すぎるし、まわりが映画に詳しすぎるしで、むしろ映画をあまり観なくなってしまいました。ツライ・オモイデ・ヨミガエル……。
そんな中でも今年「あーこれ映画好きが好きなやつ〜」と思った王道作品を二本! カメ止め以外で!

レディ・プレイヤー1

小説『ゲームウォーズ』を原作に、スティーブン・スピルバーグ監督がメガホン取っちゃいましたね!

2045年、貧富の格差が激しくなってみんな現実よりVR世界「OASIS」にのめりこんじゃってるよ、って世界が舞台です。アバターみたいに課金して自分の装備を強くできる、アメーバピグの超すごい版!

そこでスティーブ・ジョブズみたいな「OASIS」の創始者が「謎が解けたものに、このOASISの運営権と資産を譲る」って遺言を残したから、てんやわんや! 主人公の冴えない青年も頭脳をフル回転させて頑張ります。

見所はたくさんのオマージュ。「OASIS」の創始者がゲームやアニメ、映画などのエンタメを愛していることから、そのVR世界でも多くのキャラクターが登場します。キティちゃん、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、『AKIRA』の金田バイク、ストリートファイターたち。
「OASIS」の謎はそれらのエンタメに精通してないと解けないんですが、この映画自体も今までエンタメを楽しんできた人ほど楽しめます。メタ構造や!

ニュー・シネマ・パラダイス

これまた超有名作だしけっこう古い映画なんですが、今年たまたまシネマ・コンサートで観たので。(シネコンは雰囲気が良いのでデートにおすすめです)

映画サークルの新歓だと5人中3人ぐらいが「『ニュー・シネマ・パラダイス』が好きです!」って言うんですよ。あまりに言われすぎて、すでに観た気持ちになるぐらい。
そんなにみんな好きってある?と思っていたんですが……たしかに良いですね。

映画好きの男の子が映写師のおじさんと心を通わせていく話なんですが、これもみんなが映画にエンパワメントされるので「映画って尊い……そしてこの『ニュー・シネマ・パラダイス』も」というメタ的視点になります。

そりゃ僕も映画を作りたい!ってなるし、新歓で好きな映画にあげたくなる!と納得でした。なんか最近やる気でないんだよな〜ってときに観ると初心を取り戻せます。
(石島)

橋本のおすすめ

2018年面白かった映画まとめ

集中力がなくて映画鑑賞中に違う世界に意識が飛んでしまう人間なんですが、そんな私でも飽きることなく集中して観られた映画を紹介します!

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Twitterの広告で見かけたりAMサロンのメンバーに「おもしろいですよ!」と言われ気になっていて、ようやく先日観に行きました!
高校生の娘が突如失踪。父親である主人公が彼女のPCにログイン、SNS等で居場所を探すーーーというお話。

最初から最後まで一貫して、SNSの画面やfacetime、メールのやり取りなどPCの画面だけで進むのが斬新です。例えば、最初の方に入院していた母親が病気で死んだということが判明するシーン。母親が息を引き取るという演出ではなく、PCのスケジュールの「母親一時帰宅」の日程を移動したり、削除したりすることで「あ、死んだのか」ということが伝わります。「こういう演出でわかりやすく表現できるのすごい…!」と素直に感心しました。

最初から最後までテンポがよくて、ハラハラドキドキしながら最後まで飽きることなくみていられる映画です。

ブリグズビー・ベア

外から遮断されたシェルターで両親と3人で暮らす主人公の青年。唯一の楽しみは「ブリグズビー・ベア」という番組の研究。
ある日両親が警察に逮捕され、両親が実は自分を誘拐、隔離して育てていた誘拐犯だということ、そして「ブリグスビー・ベア」はそんな両親が自分のために作っていた架空のTV番組だったということを知ります。突如外の世界で本当の両親や妹と暮らすことになり、戸惑う主人公。色々葛藤する中で仲間の協力を得て、自力で映画版『ブリグスビー・ベア』の撮影を決意する……というあらすじなんですが、この時点ですごく面白そうですよね。

でも、あらすじが面白そうな映画って、「え、なんでそんなことすんの!?」と言いたくなるようなモヤモヤする展開にされたり、考えるな感じろと言いた気な内容にされてそのまま終了……え、楽しめない私が悪いのかコレ……? みたいなこと多くないですか?

でもこの映画はそんな捻くれたような要素はなく、終始安心してみていられます。泣きそうになるくらいみんな優しくて少し切なさもあって「観てよかった!」と思える温かい作品です。 (橋本)

次回は<20代のうちにやっておいてよかったこと&やっておけばよかったこと>です。
今回はAM編集部が20代を振り返って、やっておいてよかったこと&やっておけばよかったことを考えてみました!アラサーになると、今までの経験が、成果や後悔という形になって現れてきます…。今20代のそこのあなた!ぜひ参考にしてみて下さい。きっと役に立つはず…。