あの日、空港で出会った老夫婦が忘れらない。ネットとリアルのコミュニケーション

こんにちはワイルドワン広報部のYukaです。

前回は「コンドームと私」について書かせて頂きましたが、今回は「距離感と私」について書きたいと思います。

ネット上での距離感にドキッ!

空港での画像 Oleksandr Pidvalnyiz

年号が変わり、平成生まれもとうとう「平成の女」なんて情緒あふれる呼び方になるのかな?……かく言う私は、さらに時代に埋もれていく「昭和の女」でございます。
そんな昭和の女として最近思うことは、人と人の「距離感」です。

実は私、以前ブティックの経営をしていたので、洋服の買い付けにL.Aと日本を行ったり来たりしておりました。そのため、ありとあらゆるSNSから自分のプライベートを晒してビジネスチャンスにつなげるという、よくある生活を送っておりました。

お洒落なスポットや著名な友人と一緒に撮影しまくり華やいだ生活を演出し、映える写真をアップアップ……ついたイイね!やコメントをチェックし、SNSに依存していました。そんな日々を送っていたのですが、L.Aに出張中にスマホがぶっ壊れます。おかげで帰りの飛行機に搭乗するまでの時間が死ぬほど暇! 周りを見渡せばみんなスマホ片手に楽しそう……。とにかく退屈で暇そうにしていたのですが、おじいちゃんおばあちゃんが話しかけてくれたので搭乗までの時間を雑談して過ごしたのですが、そのとき「この老夫婦はすごくいいな」と思ったのです。

リアルなコミュニケーションで積み重ねたい

ほどなくしてブティックを閉じることになり、この機会に……とSNS全部辞めてみたんです。が、やはり遠方の友達と疎遠になっちゃうし、あんまりにも寂しすぎて再開しちゃいました(完全スマホ中毒)。
なかなか会えない友達もSNSで互いの情報を見れば、だいたいどんな風に過ごしてるのか近況報告し合えるし、度々会ってるような気持ちになれますからね。だから仲の良い友達の場合は良いのですが……

ありませんか? 1回ちょっと話しただけなのに、SNSで繋がったことでコメントをやたらもらうようになり、親しくなったと相手に勘違いされちゃうパターン。
久しぶりにお会いしたらやたら馴れ馴れしくて、「え! え? あなたと私1回しかお会いしておりませんよね。ほぼ初対面ですよね? 恐い恐い恐い……」と心の中で困惑。
SNSから伺えるその人の人柄に親近感を覚えたり、コメントのやり取りで仲良しくなったと錯覚したり……そのお気持ちは分かるんですけどね。

アイドルやモデルさん、かわいい子たちはさらに大変! ファンから来たコメントにリプを返していただけなのに、ファンの人がすっかり仲良しと勘違いして暴走……なんて話もあちこちで聞きます。
ビジネスとして活用しているのであろうSNSアカウントとのコミュニケーションは、あくまでビジネス。100%とは言えませんが、SNSでのやり取りはサービス業としての接客という側面もあります。

私は人生の大半をスマホ&SNSなしで過ごしてきたので、人と仲良くなる方法は「Face to Face」のコミュニケーション無しでは成り立ちません(アナログ人間)。
画面上でなく「リアルなコミュニケーションで人間関係を積み重ねていきたい」と心から思うのです。