人生を紡ぐパンチライン

人から与えられたイメージをぶち破れ!私は好きな私になれる/ラッパー椿

「あなたはどんな人?」と聞かれて答えられますか。自分の性格は意外とわからないもの。だからといって、人から言われたイメージに固執する必要はありません。なりたい私になるために、自分を表す言葉は自分で選びましょう。

自意識に染み込んだ他人からの評価

帽子をかぶって体育座りをしたラッパー椿さんの画像

「貴方はどんな人ですか?」

 なんの先入観も持っていない相手から、こんな質問を投げかけられる場面は、あまり無い。
いざ自分の人柄を説明しろと言われると、自意識で何を語るかという小っ恥ずかしさを差し置いても十分に説明できる気がしない。
しかし私たちは、自分がどんな人間なのか、知りたくてしょうがない生き物だとも思う。
貴方は何をしている人ですか? という質問なら簡単なのだが…。

 突然に自己開示の機会が与えられたら、咄嗟にかき集める言葉は何だろう。ほとんどが、人から語られた印象やイメージに偏る気がする。
「真面目で正義感が強い人だと言われます」
「人見知りで何を考えているか分からないと言われます」
「社交的でリーダー気質だと言わます」
といった具合にだ。
何が言いたいかというと、それほどに人から語られた印象のテンプレートは自意識に染み込む!ということ。

 自分探しのテトリスに、ストンと嵌った言葉なら大事にして良いと思う。
与えられた言葉に実感が伴い、自信が持てた!そんな言葉を与えてくれる人に出会えたならば、もちろん耳を傾けるべきだろう。

 でも一方で、言葉の恩恵を受けて自由になることもあれば、言葉に惑わされて不自由になることもある。
「私ってどんな人間なんだろう?」
かつて友人にそう問いかけられ、返答に迷った。友人の事をよく知らないわけではなく、私が語る印象が友人の心の中で「自己像」として生息していくことへの懸念があったからだ。