「人それぞれの美しさがある」は本心だけど――『春のこわいもの』で、容姿コンプレックスに悩んだ日々を思い出す
「独身は自分勝手で未熟」なのか――南米の熱風でそんなコンプレックスを吹き飛ばす、『コレラの時代の愛』
自分の三大性癖を分析すれば、人生が味わい深くなる?代わり映えしない毎日に
「そのときはそれが一番だと思った」で十分!人生を明るく諦める『赤い魚の夫婦』
「多様性」「ダイバーシティ」に偽善を感じると砂をかけたくなる気持ち『正欲』
何をおいしいと思うかも、何を苦と思うかも人それぞれ。どんな人の「食」も「生」も否定しない『食べる私』
誰も味方のない単数でいる女は魅力的だ――「そそる女」のヒントがある『血も涙もある』
1対1で完結する関係性なんてない。多様な「愛」を問う『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』
「推しを解釈したい」という欲求――自分を強烈につなぎ止めてほしいがゆえの辛さ『推し、燃ゆ』
ひとり暮らしの上手い/下手は存在するけど、下手だとダメなわけでもない。幸田文『台所のおと』
ぽっちゃりしている私、痩せている私──『ファットガールをめぐる13の物語』に見る、容姿にまつわるたくさんの矛盾
分断を煽るのでは…?「シスターフッド」の苦手意識を払拭させた『女の子の謎を解く』
ポイ活と筋トレの話題はなぜ虚しくなる?『ハワーズ・エンド』が浮き彫りにするもの
カップルのゴールが結婚と出産でなくてもいい。20年ぶりに読み返した『ノルウェイの森』
「自分一人で生きることにそこそこの充足を感じている独身女性」から見える意外な景色
私たちを救うのはお金でも恋人でもなく、「気まぐれ」という美しさかもしれない
ヤリ捨てられたり、振り回されたりする恋愛をしてはダメな時代なのか
若い頃のドキドキか、それとも老いのエモさか。この世には二種類の人間がいる