スラっとした女性に圧倒されてしまう
近頃は多様性の時代なので、痩せていることが美しいなんて価値観も古くなったと思う。
時代は変わった。美しくない体型なんて無いのだ。
そうとはわかっていながらも、スラっとしていて綺麗な格好をした女の子を目の前にしてしまうと圧倒されため息が出る。涙ぐましい努力無しに手に入らない肉体には力強い説得力を感じざるを得ない。
彼女らは食事制限のほか、入念な髪と肌の手入れ、ムダ毛の処理、筋トレなども欠かさないのだろう。自分が鼻毛の処理すら怠りに怠っているからこそ関心してしまう。
では細くない人は努力をしていないのだろうか。そんなわけはないのだ。そんなわけはないとわかっていながらも、スラっとした女性を見るとどうしたって屈してしまう。自分は劣ってるんだと、本能で感じてしまう。
中学生の頃に雑誌やテレビで覚えた「痩せていなければ美しくない」という強迫観念に根強く支配されているのを強く実感する。
どんな手だって美しい
冷静に考えてみれば、手の甲に骨が浮き出てるほうがかっこいいなんてばかばかしい話だ。
どんな体型も美しいのと同様に、どんな手だって美しい。ダメな手なんて別にないだろ。比べる必要なんかそもそもないのだ。
それに結局、歳を重ねていくと骨の筋が見えるようになり、今度はそれが貧相に見えて美しくないと感じるからなのか、手の甲にヒアルロン酸注射をする整形手術もあるらしい。なんだかキリがない。
手で商売をやっている人以外悩む必要がないと思った。
全ての根源は他人と自分を比べることだ。
他の人が美しく見えるからといって、自分が美しくない理由にはならないということを忘れちゃいけない。よそはよそ、うちはうち。
私もいい加減気にすることをやめにして、SNSを見る時間を徹底的に減らして、減らした分読書でもして、あとは美味しいご飯やスイーツを食べて自分のご機嫌を取ろうと思う。
Text/oyumi
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