あれだけ辞めたかったのに、相変わらず同じ会社で働き続けている。仕事も山場を越え、落ち着きを取り戻し、そして何よりも転職活動が面倒臭すぎて心が折れた。転職エージェントを使うにも書かねばならない書類が無数にあり、履歴書・職務経歴書を眺めているだけで頭が痛くなってくる。そうこうするうちに転職意欲も薄れ、こうして平然とした顔で働き続けている自分がいる。
以前、別の部署の人に仕事を続けられる気がしないこと、転職を考えていることを相談したら「今まで長く働いてきたんだから、絶対に続けたほうがいい！」とばっさり言われたことがある。その通りかもしれない。当時は懐疑的であったが、結局彼女のアドバイス通り、文句を言いながらも業務をこなしている。多分、この一連の流れを今の会社に勤めている間に、最低7回くらいは繰り返すのだと思う。
会社のセクハラ・パワハラ
重い生理痛とか婦人科で行う検査に対する嫌悪感とか、女でいることで「嫌だな」と思うことなんて山ほどあるのだが、そのなかでも地味に会社での立ち位置についても同じくらい嫌だったりする。セクハラ・パワハラをはじめ、ネガティブな意味で“女であること”は、このまま年齢を重ねていっても続いていくのかもしれない。
最近、入社した同じチームで働く女性社員が偉い人からセクハラに合ったらしい。「○○は俺の女だからな」とかなんとか言いながら、肩を組んできたという。そこには他の女性メンバーもいて、「ちょっと！ ○○さんが可愛いからってそういうことするの辞めてもらっていいですか！」と仲裁をしてくれたらしいが。
本人は「まあ、よくあることですよね！ 気にしてないですよ！」と言ってくれはしたが、本当なのだろうか？ 自分事に置き換えると、絶対にそんなはずはないとは思う。
この偉い人は、私の後輩(男性)にも同じようなことをしている。「俺、酒の席でセクハラっぽいこと言うって色んな人に注意されるんだよね～」とか言いながら、本当に何か失礼なことをしたらしい。具体的に何があったのか？ は話してはくれなかったが。多分、人として最低な行いをしたのだと思う。概ね想像はつく。
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