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  • 2012.11.22

Facebookをいい女ぶる練習台に/雨宮まみの脱・いいね!(5)

自身も元・Facebook廃人だったという雨宮まみさんが語る「いいね!」に執着することの怖さ。最終回は脱・自虐ブス!SNS上だけでもいい女ぶる方法をレクチャー。「きれいな星空」をフィードに流すことに抵抗感はありませんか?誰も気にしていないので投稿一覧ぐらい美人だっていいじゃない!

 恋愛履歴についてインタビューさせていただいた、雨宮まみさんに今月の特集テーマ「脱いいね!」についてお話いただきました。
第一回のFacebook廃人だった過去を雨宮まみさんが激白!、第二回のFacebookにまつわる「しがらみ」、第三回の自虐ポストの連投、第四回のニュースフィードで美人を保つに続き、最終回は、オチのないポストで”いい女ぶる”について語って頂きます。

ネタ系に走ってしまうこじらせ女子はオチのないポストで“いい女ぶる練習”を!

雨宮まみ Facebook廃人 Facebook フェイスブック いいね! 脱いいね!

雨宮まみさん(以下、雨宮):あとは「ネタに走らない」っていう。これは自分にも言えるんですけど…

─オチがないとあげちゃいけないんじゃないかって思っちゃいます。

雨宮:そうですよね(笑)。
ウケが取れるポストじゃないとあげちゃいけないんじゃないかという、サービス精神ってありますよね。
でも、たまにはいけしゃあしゃあと女の子らしいことを書いたほうがいいのかなと思います。
「今日も月がキレイだなー」みたいな、おもしろくもなんともないようなことを、おセンチな気持ちになったときに、たまにはそっと出してみたら。

─たしかに、こじらせ女子はそれを目指したほうがいいですね。

雨宮:それって自分の中の倫理委員会が許さないことじゃないですか。「こういうのはカワイイ女の子しか言っちゃいけない」って思っているけど、別に顔は見えてないし、それほど人は気にしてないから。しれっと書いてみる。
きっとそういう女の子らしいことができないから、肝心な場所でも、女の子として堂々とふるまえないんですよ。
気になる男の子の前でも急に「女モード」になるのが恥ずかしくて、つい自虐ネタばっかり言っちゃうっていう人も多いから。
SNS上で、そういう“いい女ぶる練習”“女モードのスイッチをしれっと入れる練習”……、自分も女の子なんだっていうのを自然に出す練習をしてみたらいいと思うんです
「わ、やっぱ恥ずかしい」ってなったら、削除すればいいわけですから。

私ももう、こっぱずかしいような、二人(※取材の場にいたAM編集)に見られたら「うわー、寒いこと書いてんなー」ということをFacebookにばんばん書いていますよ。
「今日も夜明けの色がキレイ」みたいな……さぶい…(笑)。そういうことを、夜明けの写真とともにアップしてみたり。“そういうキレイなものを共有したい自分”みたいな気持ちになるときあるじゃないですか。それを素直に出すようにしてて。

─結構ハードルが高いですね。

雨宮:ちょっと今、やってみてくださいよ。「今日は女同士でこんな素敵なお店にランチに来てます」みたいな(笑)。

─恥ずかしい……(笑)。

雨宮:「秋の風が気持ちいいですね~」みたいな。

─季節感のあるポストですね…

雨宮:そうそう。やっぱり引きこもりはどんどん季節感がなくなっていくから、Facebook上だけで季節の移ろいを眺めているとだんだん不安になっていくんですよ…。「みんな満喫してんなー」って……
みんな夏は海に行ったり、秋は山に行ったり、そういうのを見るといい意味で刺激を受けて、自分もジッとしていたらいけないなーとか、何でもいいから参加させてもらおうかなとか、積極的になろうと思い始める。
そういう姿勢になると、誘いがくるきっかけも増えたりして、それでイベントに参加したりすることもあるし。
特に現実のコミュケーションが苦手で、文字のコミュニケーションの方が得意って人だったらSNSはそういう風に使うといいと思いますよ。

心から血を流して、自虐ポストを流してくれるアヤちゃん

─ちょっとポストの話に戻ってしまうんですけど、例えば少年アヤちゃんは、すごいポストしていますけど、ああいうのはいいんですか?

雨宮:少年アヤちゃんの場合は、あれが仕事に繋がっている場合がありますから…。スターとしての自覚を担っているので、これをやるとモテないということを本人は死ぬほど分かっていると思いますけど、やっぱりそれを待っているファンがいるじゃないですか、少年アヤちゃんのポストを待っているファンが。深夜に寂しくアヤちゃんのポストだけで心を満たすファンたちが…。
そのみんなのために、心から血を流して、モテなくなるリスクを冒してまで、やってくれているんですよ。
だから、アヤちゃんには本物のスターになって、その分、元をとってほしいって心から思ってますね

現実とはっきり使い分けができる人はやってもいいと思うんですよ。自虐ポストを超やっていても、男の人を前にするとしれっと女を出せる人。
ツイッターでどんなことを言っていても、実際にパッと女の部分を出せる人は、SNSはどんな使い方をしてもいいと思う。
急にバッと女になれないんだったら、こっぱずかしいセンチなこととか言える練習の場としてSNSを使った方がいいかもしれないですね

雨宮まみ
ライター。九州生まれサブカル育ち。守備範囲は「セックス&自意識&女のあれこれ」。
赤裸々な半生を綴った『女子をこじらせて』(ポット出版)は全国のこじらせ女子に大きな影響を与える。
現在、「女子」を語らせたら、この人! という5人を迎えての対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)が絶賛発売中。

ツイッター:@mamiamamiya

雨宮さんの語る「脱いいね!」全5回で配信いたしました。

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Text/AM編集部

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