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  • 2014.07.03

セックスへの意欲=健康度!生活習慣がイケない原因に

第8回 イケない原因に潜むいくつかの理由

 セックスの悩みでクリニックを訪れるのは勇気がいるものです。
しかし、女性泌尿器科専門医の関口由紀先生によれば、第7回『クリトリスの刺激で体が変わる!』で紹介した方法などで訓練してもイケない場合は、何らかの要因が隠れているかもしれないと話します。

イケない理由はどこにある?

関口由紀 膣トレ オーガズム
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 まず、イケない理由がどこにあるか、考えてみましょう。

<関口先生の解説>
「イケない原因は、心因性によるものが6~7割、身体の機能の低下を要因としたものが3~4割と考えられています。
心因性の原因には『潜在的にセックスが怖いと感じている』『快感につながらないことへの焦り』などがあります。

 ちなみにアメリカでは、『セックスする意欲がわかない』『感じない』という人がクリニックの扉をたたきますが、日本は主体的に気持ちよくなりたいことに後ろめたさがあるようで、アメリカのような理由でクリニックを訪れることは、ほとんどありません。
その代わりに多いのが、性交痛のある人。セックスが苦痛で、行為そのものができないことに悩んでいる人は少なくないです」

 心因性以外にはこんな要因も。

<関口先生の解説>
「過度な肉体疲労があればセックスはしたくなくなりますし、低用量ピルや抗鬱剤を服用していると性的意欲が落ちる場合もあります。
さらには女性ホルモンが低下する生活を送っている、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の持病がある人は要注意です。これらは、いずれも感覚を鈍らせます。

 また動脈硬化が、ED(勃起機能障害)の要因になることは有名な話。
これは血管に付着したコレステロールが血の流れを狭めてしまい、血流が滞りによりペニスがうまく勃起しなくなるためです。
女性のクリトリスも男性のペニスと同様、末端に血液が行き渡り、局部が膨張することでオーガズムが起こりますから、こういった血流にまつわるトラブルがあると感じにくくなってしまいます。

 心因性はともかく、20~30代で高血圧、糖尿病、動脈硬化に悩む人はさすがに少ないですが、もしマスターベーションでもなかなか気持ち良くならない場合は、病気が潜んでいる場合もあります。
ですので、改善しない場合は、泌尿器科、婦人科などの専門医を訪ねましょう」

 セックスやマスターベーションへの意欲や快感は、健康のバロメーター。
生活習慣を見直すきっかけにもつながるようです。

イケないなら自主トレもアリ!


「イケない」ことにクヨクヨ悩むより、まずは自分でできる範囲でイケる体づくりから始めてみることも得策です。

<関口先生の解説>
「イケてないことを不安に感じる人たちの中には、『イク=AVの気絶するような状態』と勘違いしていることもあります。
男性用のアダルトビデオは誇張された表現が多くあるので、パートナーに指摘されても気にしないこと。
絶頂の状態は人それぞれですから、自分が気持ちいと感じるセックスを追求してみましょう。

第7回『クリトリスの刺激で体が変わる!』も参考に、クリトリスの刺激になれてくれば、9割の人はイケるようになりますから、焦らずに続けてみましょう。
最近話題の女性用のアダルトビデオを観て、気分を盛り上げるのもいい方法です。

 男性本位で描かれたアダルトビデオと違ってオーバーな性描写に不安になることもなく、また女性の興奮のツボをよく抑えてある内容なので、気持ちいいセックスをイメージすることができます。

 もし、アダルトビデオを観ることも、クリトリスに触ることにも抵抗があるなら、精神的な問題を抱えている可能性もあります。一人で深く悩まず、クリニックの門をたたいて欲しいですね」

 イキ方は人それぞれ。
あなたらしい方法で感じられる体づくりを目指してくださいね。

 次回は、「生ですれば気持ちいい…ってホント?」をお届けします。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

関口由紀
医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ理事長

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