セックスへの意欲=健康度!生活習慣がイケない原因に

生活習慣に気を遣う女性by LYFE Fuel

第8回 イケない原因に潜むいくつかの理由

セックスの悩みでクリニックを訪れるのは勇気がいるものです。しかし、女性泌尿器科専門医の関口由紀先生によれば、第7回『クリトリスの刺激で体が変わる!』で紹介した方法などで訓練してもイケない場合は、何らかの要因が隠れているかもしれないと話します。

イケない理由はどこにある?

まず、イケない理由がどこにあるか、考えてみましょう。

◆関口先生の解説

「イケない原因は、心因性によるものが6~7割、身体の機能の低下を要因としたものが3~4割と考えられています。心因性の原因には『潜在的にセックスが怖いと感じている』『快感につながらないことへの焦り』などがあります。

ちなみにアメリカでは、『セックスする意欲がわかない』『感じない』という人がクリニックの扉をたたきますが、日本は主体的に気持ちよくなりたいことに後ろめたさがあるようで、アメリカのような理由でクリニックを訪れることは、ほとんどありません。その代わりに多いのが、性交痛のある人。セックスが苦痛で、行為そのものができないことに悩んでいる人は少なくないです」

心因性以外にはこんな要因も。

◆関口先生の解説

「過度な肉体疲労があればセックスはしたくなくなりますし、低用量ピルや抗鬱剤を服用していると性的意欲が落ちる場合もあります。
さらには女性ホルモンが低下する生活を送っている、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の持病がある人は要注意です。これらは、いずれも感覚を鈍らせます。

また動脈硬化が、ED(勃起機能障害)の要因になることは有名な話。これは血管に付着したコレステロールが血の流れを狭めてしまい、血流が滞りによりペニスがうまく勃起しなくなるためです。
女性のクリトリスも男性のペニスと同様、末端に血液が行き渡り、局部が膨張することでオーガズムが起こりますから、こういった血流にまつわるトラブルがあると感じにくくなってしまいます。

心因性はともかく、20~30代で高血圧、糖尿病、動脈硬化に悩む人はさすがに少ないですが、もしマスターベーションでもなかなか気持ち良くならない場合は、病気が潜んでいる場合もあります。ですので、改善しない場合は、泌尿器科、婦人科などの専門医を訪ねましょう」

セックスやマスターベーションへの意欲や快感は、健康のバロメーター。生活習慣を見直すきっかけにもつながるようです。