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  • 2014.09.10

婚活と就活は似ている!成功の最大のカギは?/採用のプロと白熱トーク①

 前回の<「ストライクゾーンの狭い女子」がピッタリの彼に出会える方法>もあわせてご覧ください。

 恋愛デスマッチ特別企画として、友人のSさん(42歳)に登場いただきます!

 Sさんは私が新卒の時、採用担当だった男性。
現在は「採用のプロ」として人事採用コンサル会社を経営しつつ、書籍の出版や講演等で広く活躍されています。

 灘校→京大卒のエリートだけど、恋愛面では草食。
結婚12年目の一児のパパで、ルックスは色白童顔のカワイイ系。
そんな彼とビシバシ白熱トークしました♪


【第10回】「面接では人間なんて全然わからない」


アルテイシア 恋愛デスマッチ コンサル 就活 婚活 面接
by martinak15

アルテイシア(以下、アル): 国内の調査だと「結婚したい・子どもほしい」と望む男女が8割以上なのに、未婚率は高いですよね。三十代前半の女性の3人に1人、男性の2人に1人が未婚。
AM読者にも「結婚したいけどできない」と悩む人が多く、婚活鬱になる人も見かけます。

 婚活と就活は共通点が多いと思うんですが、そのへんからお話を聞かせてください。

S: 就活でも「内定率が低いのは、大企業志向の学生が多いから」って話をよく聞くでしょ?
実際に大手狙いの学生は多くて「何社か大手の面接を受けて断られて心が折れてしまう」ケースは多い。

アル: 婚活でも「スペックが高い=競争率の高い男」を狙うと厳しいですよね。
年収600万以上の未婚男性は5.7%しかいない現状だから。

 ただ女子もセレブ主婦になりたいわけじゃなく、雇用不安や、周りを見て「仕事と子育ての両立が大変すぎる」と感じて、年収を求めるんだと思います。

S: 子どもが保育所に入れなくて離職せざるをえない女性もいるもんね。

アル: 私の友達もそれで会社辞めましたよ。

S: 男は「子どもができたら会社辞めなきゃいけないかも」とか考えないもんね。

アル: そうそう。あと高学歴女子って父親が高収入だった率が高いんですよ。
教育費をかけて私立に入れて留学もさせてもらって、みたいな。するとそれがベースになっちゃうから。

S: 子どもにも自分と同程度の環境は与えてあげたい、と望むよね。
自分が贅沢したいわけじゃなく、子どものことを考えているんだよな。

アル: うん。そこで「時代が変わった」と思えるかだと思う。
「自分にそこそこ稼ぎがあるから、夫に年収は求めない」って方向にシフトできるか。

 私も夫を年収でソートにかけていたら、絶対選べなかったですよ。
まあ私はフリーランスで稼ぎもなかったけど、「自分は条件に転べない」と悟ったので。
夫と出会う前、エリート金融マンと付き合っていたけど「つまんねえ!無理!」とちゃぶ台をひっくり返したから。

S: 「自分は条件に転べない、それだと幸せになれない」と見極めるのは大事だよね。

 就職でも、スペックで会社を選ぶと不幸になる人が多い。
時代とともにスペックは変わるし、上には上がいるから。

アル: 周りをみても、スペックで結婚した子の多くは離婚しています。
私もその元彼と結婚したら日々つまんなくて、「だったらもっと金持ちと結婚すりゃよかった」と考える自分を嫌いになるだろう、それは地獄だなと予想しました。

女性は感覚で相手を選べる


アル: 知り合いの女性が婚活サイトに入会して、3か月で結婚を決めたんです。彼女に聞いたら「年収で絞らなかったのがカギだ」って。
プロフィールやメールの文章を読んで「感覚が合うか」を重視したそうです。

S: それは正しいと思う。
僕は大手から中小まで企業の採用コンサルをしているけど、関西の小さなメーカーさんを手がけたことがあって。
その会社は京大生を採用できて、それが全員女子だったんだよ。

アル: ほー!

S: その会社の主催で僕の講演を開いて、その後の懇親会に参加した学生が「この会社いいかも」と思って、面接に進んだってパターン。
きっと彼女らがリクナビで検索してもヒットしなかった会社だと思う。

 たとえ条件に合わなくても、女子は「自分がいいと思ったらいい」んだよね。
一方、男は「他人にいいと思われなきゃダメ」で、ブランドやランクを気にする人が多い。


アル: 「男社会の競争に負けたくない」って見栄やプライドがあるんでしょうね。

 男と違って、女は<キャリアダウン型の転職>ができると言いますよね?
年収や会社のランクが下がっても、居心地がよければOKっていう。

 居心地がいいと愛せる、というのは、結婚も同じだと思う。
某女性誌のアンケートで「夫の条件を妥協したか?」って問いに7割がイエスと答えていたんです。主に年収とルックス面で妥協したと。 でも7割が「結婚生活はとても幸せ」と答えていました。

S: 一緒に生活する中で愛が育っていくパターンだよね。
女性は地に足がついていて、感覚で選べるんだと思う。感覚よりプライドを優先しがちな男と違って。 

チアリーダーにはなれねえ!


S: あと大手の説明会に行って「自分はついていけない」と引いちゃう学生も多い。

アル: それはわかる。
私もサイバーエージェントとか「リア充の巣窟でアメフトとチアリーダーの集まりだろう、絶対馴染めない」と思うもん。

S: スクールカーストの頂点にいた人々のイメージね(笑)。
僕は京大の心理学科だったけど、みんな草食でガツガツしてないんだよ。現世で成功したいとか思ってないし。

アル: 来世狙いですか?(笑)

S: うーんとね、精神世界を重視する人が多い。
そういう人は「大手でバリバリ働くのは合わない」と気づいて、中小に目を向けて「ここなら居心地よく働けるかも」と就職するケースが多い。 それで結果的に長続きするんだけど、それは結婚も同じだよね。

恋愛デスマッチ アルテイシア 魁!男塾 結婚 キャリア
魁!!男塾

アル: うんうん。「自分はチアリーダーにはなれねえ!」って自覚は大事。 私、それなら応援団に入りたいですもん。『魁!!男塾』の世界に憧れていたし。

S: めちゃめちゃハードな世界だけど(笑)。

アル: 油風呂※につけられますからね(笑)。
(※油の入った金ダライに火のついたロウソクをのせた笹舟を浮かべ、下から焚かれながら中につかるという試練。少しでも動くと火ダルマになる)

面接では人間なんて全然わからない


アル: 合コンや婚活パーティーは第一印象が決め手になるから、アピールが苦手な男子は不利ですよね。
そういう男子の中に「人間性のいい人」がいて、マッチングする可能性は高いと思うんですけど。

S: その通り。
採用も同じで、面接では人間なんて全然わからない。みんなアピールしようと構えてくるから。
だから僕らの古巣の会社は「素の状態で会う」のを重視していた。それがマッチングの精度を高める唯一の方法だから。

 たとえばシンポジウムの後の懇親会で、学生と就職とは関係のない話をするとか。
面接なんて騙し合いだからさ、合コンや婚活パーティーと同じで。

アル: 結婚のキッカケは「職場恋愛」「学生時代の繋がり」が多いんだけど、それもお互い素の姿を見ているからですよね。
だから婚活以外の場所、サークルやボランティア等で徐々に人間性がわかる方がマッチングの精度は高いと思う。
ただ、そういう場に結婚を望む独身男子がいるとは限らないから。

S: 婚活の方が「結婚目的」で絞れるもんね。

アル: そういう意味で「オタク婚活」はオススメなんです。
オタク婚活パーティーを取材したことがあるんだけど、一般のパーティーよりも成立率が2倍も高いんですよ。

 …というのも自己アピールするんじゃなく、好きな作品について語り合うから。「へー銀魂好きなんですか!」みたいな。その方が素の人間性が見えますよね。

S: 確かに。それにアピール下手な男女も会話が盛り上がるだろうし。

アル: あと今の若い子ってオフ会とかだと「連絡先も聞いちゃダメなんじゃ?」と遠慮するんですよ。過剰に空気を読むというか。
婚活だとシステムができていて、お膳立てしてもらえるから。

S: 難しいなあ! お互いに遠慮していたら、恋愛に発展しないもんね。

オープンになることで相手も本音で付き合える


S: 採用でいうとさ、学生に本音の入社動機を聞くと「採用担当者が自分のことを分かってくれたから」って理由が多い。
でも、自分をさらけ出さないとわかってもらうのは無理でしょ?普通は面接で自分なんて出さないし、むしろ隠そうとするから。

 僕は人事になった時、上司から「自己開示せよ」と教えられた。 
「こっちも自分をさらけ出すことで、学生も自分をさらけ出す。深い話を聞きたければ、こっちも深い話をすることだ」って。
だから面接では「自分は何者か」って話を学生にしていたよ。

アル: ほー!そういう教えがあったのか!

 私も「婚活ではフル開示すること」と書いているんですけど。こっちが腹を割れば、相手も腹を割ってくれるから。
自分以外の人間を変えるのは難しいから、自分が変わることですよね。みずから壁をとっぱらってオープンになる方が、話が早いと思う。


 …ちなみに私が入社を決めたのも、Sさんを好きだったからですよ。
「自分が好きで信用できる人が自分を認めて来てほしいと言うなら、行こう」って。

S: そうなのか、ありがとう。

アル: 16年ぶりの告白(笑)。
それも当時、仕事と関係ない話をいっぱいしたからですよね。Sさんは豚が好きで豚グッズを集めているとか。

S: 今も好きだよ。豚柄のネクタイとか持ってるもん。

アル: それ聞いて「ダッセえ」と思ったけど(笑)、カッコつけてなくていいなと。
サイバーエージェントには豚のネクタイつけてる人はいないですよ。

S: 多分いないだろうな…。

―――次回も白熱トークが続きます♪

 アルテイシアさんが普通の男子の性事情をインタビューする『魁!!セックス塾』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!

Text/アルテイシア

恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座 アルテイシア
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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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