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  • 2014.06.04

5回ベッドを共にして虜にできないならそもそも付き合えない/はあちゅう×下田美咲対談

互いに自著の出版を記念して行われた下田美咲さん、はあちゅうさんの対談。恋愛観がまったく違う二人ですが、互いに分かり合える感覚もあります。セフレから彼女に昇格したがる女性は多いですが、実際のところ付き合いたがるのは男性のほうだという下田さん。では、彼女が付き合うことを決める理由、そしてセフレをセフレのままでいさせる理由とはいったい?

 AMで連載中「毒吐きはあちゅうのアラサー恋愛入門」の書籍版『恋愛炎上主義。』(ポプラ社)を出版されたばかりのはあちゅうさん、6月3日にTwitterで話題沸騰のお悩み相談から生まれた『生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案』(竹書房)を発売される下田美咲さんが、恋愛について真剣に語る対談です。

女々しい男好き? 雄々しい男好き?

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___本の中ではあちゅうさんは漫喫で出会った人とその日のうちにキスして恋が始まったと書かれていましたし、下田さんは出会った瞬間からが前戯だと書かれていました。お二人はどんな瞬間に恋に落ちるんですか?

はあちゅうさん(以下、はあちゅう):出会った瞬間に2つのボックスに分かれますよね。
体の関係をもてる「やれる」ボックスと生理的にそれが無理な「やれない」ボックス

下田美咲さん(以下、美咲):
「やれる」「やれない」に分けるんですか。私、その感覚ないかも。この人、好みかも? ってことに気付くのが遅いんです。

はあちゅう:でも、好きになる人の共通点ってあるでしょ?

美咲:鼻筋が綺麗な人は好きですね。あと、ストレートアイロンを入れているかどうかは重要です。
自分の地毛を活かさずに、一生懸命セットしようとしているところがいいんです。コンプレックスをどうにかしようとしている人にきゅんときますね。

はあちゅう:え? ストレートアイロン?(笑)
コンプレックスがある人は好きだけれど、それをずっと気にしている人って、私は苦手だなあ。

美咲:そうなんですか? 私は、自分の素材で勝負しようとしないで、身支度に時間がかかるような男性が好き。
写真撮ろうって言ったときに「ちょっと待って、今、ネックレスするから」って言うような人も好き。

はあちゅう:……ちょっと待って! 全然わからない!(笑)
そりゃ、イケメンは好きだけど、それは自分のカッコ良さに気付いていないふうだからいいんですよ。
外見に頓着していなくて、自分の売りは別にあるというイケメンだから素敵なのであって。そこまで外見を気にする男性はひいちゃうな。

美咲:私は、あらゆる場所を鏡にしてチェックしちゃうような男性が好きです。
ショーウィンドウでも黒塗りの車のボディも、全て鏡にしちゃうような人。

はあちゅう:えー! それって女々しくない?

美咲:女々しいの、嫌ですか? どうして?

はあちゅう:え? なんでだろう? でも、ほら、男だから。男は男らしくしてほしいと思うでしょ。
女々しいのは私一人でいいんです。唯一、私のことで女々しくなるのは許すけれど。会えなくて寂しいとか。

美咲:雄々しさの魅力ってどんなところですか?

はあちゅう:頼れる人のほうがいいじゃない? 包容力、たくましさ。結婚したときに守ってくれるような人。
だから私よりも稼いで、自分を守ってほしいと思う。それってちょっとしたお姫様願望だと思うのだけれど。
美咲ちゃんは、どうして女々しい人が好きなの?

美咲:うーん、そういう男性を女々しいって思ったことはなかったけれど、自分らしさみたいなことに執着せずに、常に自分のコンプレックスを解消しようとしている人って好きですね。

はあちゅう:うーん、美咲ちゃん、ちょっと変わってるよ。

恋に落ちる条件は、結局答え合わせ

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___実際に恋に落ちたり付き合いが始まったりするきっかけはどんなことなんですか?

はあちゅう:私はよく理想が高いって言われるんです。

美咲:
高いんですか?

はあちゅう:
うーん、例えば、男の人は自分よりも年収が高い方がいいって言うと「理想が高い」って言われたりします。

美咲:確かに条件が増えると選択肢は狭まりますよね。
でも、それは理想というよりは、単に好みの問題ですよね。

はあちゅう:理想はいろいろあっても、恋に落ちる時って、好みやタイミングの方が勝っちゃうよね。
付き合い始めてから、ああ、ここは理想通りだけど、ここは条件と違ったなとか。条件は後から答え合わせになっている。

___そもそも、付き合い始めるときって「付き合って下さい」っていうような告白はあるんですか? 付き合うの定義って何なんでしょう。

美咲:以前、性行為して数カ月たっていた人から、「いつになったら付き合ってくれる?」と毎日聞かれていたんですよね。
だからその人に「もう付き合っているようなものなのに、何が嫌なの?」って聞いたら「今のままだと、記念日がない」と言われたんです。
確かにそうかも、と思いました。付き合うと付き合わないの違いって、記念日を一緒に祝えるかどうかってことなのかもって思いましたね。

はあちゅう:なるほどね。彼が付き合うという定義をちゃんと突き詰めて提示してくれたんだ。

美咲:そう。だから、その時は記念樹まで植えました。

はあちゅう:記念樹! それ、その後どうしたの?

美咲:自分の家の前に植えちゃったんで、別れた後でもすくすく育ってますよ(笑)。

セフレからの本命昇格はあり得るか

美咲:「付き合う」と「付き合わない」の違いを考えたとき、もうひとつ思ったことがあって、セフレと彼女の違いは、未来の話が堂々とできることだなあって。

はあちゅう:美咲ちゃんは、セフレって何人いてもいいって思うタイプ?

美咲:いいんじゃないですかね。時期によると思いますが。

はあちゅう:セフレから本命に昇格できるのか? というのは、堀江さんと対談したときからの研究テーマなんです。

美咲:でも、なかなかセフレのままでいてくれる男性っていないですよね。ちゃんと付き合いたいって言ってきますよね。だいたい。

はあちゅう:それ、美咲ちゃん、すごく男っぽい考え方だと思う。
普通は女の子の方が、セフレではなくちゃんと付き合いたいって悩むような気がするんだけど。

美咲:私は、別れるという行為が大変だから、なるべく付き合うという形はとりたくないし、フリーであれば誰も傷つけないから、それが一番だと思うんですよね。
でも、好きだと触りたくはなるからセフレが一番いい関係だと思うけれど、セフレのままでいるのはなかなか難しいですよね。

はあちゅう:それは、セフレじゃなくて付き合ってほしいって言われちゃうってことだよね。
逆はないの? 美咲ちゃんがすごく好きだった人に対して、セフレから恋人に昇格したいって思ったことは?

美咲:だいたい付き合えますよね、その場合。

はあちゅう:それはとても特殊で幸せな例で、私は、セフレはどこまでいってもセフレだと思う。
セフレと本命は別っていう男の人が多いから。セフレからの恋人昇格って、普通の恋愛よりハードルが数段高いと思うんですよね。
普通はデートしている時間を重ねて、少しずつ距離を縮めていった結果、お楽しみのデザートが最後にあるわけじゃないですか。
そのデザートが最初にきちゃったら、次からどうやって距離を縮めればいいのかわからなくなると思う。

美咲:でも、例えば彼女や奥さんがいたとしても、やっぱり触れている時間の記憶って根強いものがあるから、寝ないよりは寝た方がいいと思うんですよね。
そうして共有した時間の分が思い入れになるから。その思い入れを持ってもらうためにも、ベッドの上での思い出は作りまくった方がいいと思います。

はあちゅう:でも、やっぱりエッチしちゃうと、そのエッチで満足しちゃって、5回くらいしたらうやむやにしようって感じになって短期間で終わってしまう男の人って多いと思う。

美咲:え? でも、5回くらいで飽きちゃうとしたら、そもそも付き合えなくないですか?
5回で虜にできないくらいなら、付き合ってからもヤバいですよ。
床を何回か共にして飽きてしまう関係だったら、付き合う相性じゃないと思います。


はあちゅう:確かに、それは言えるかも。

美咲:やればやるほどヤバくない? っていうくらいのセックスになってこないとお互いその先無理だと思います。

彼の好みに合わせた方がいいのか問題

___お二人とも著書に「恋愛では見た目が大事」「見た目を褒められたい」ということを書かれていますが、恋愛をする上で、どんな見た目を意識していますか?

美咲:それって、とことん相手の好みによると思います。ツインテールが好きな子もいれば、絶対ムリって子もいるから。
だから好みをリサーチして、徹底的に寄せます。

はあちゅう:私は相手の好みに合わせないですね。
だって、男性って「堀北真希が好き」とか言っても、彼女は全然違うタイプだったりするじゃないですか。

美咲:それもそうだけれど、せっかく私を選んでくれているんだから、好きな髪型とか服装とか、できることなら好みに寄せてあげたいって思いません?

はあちゅう:うーん、そこは彼に合わせるというよりは、私自身が彼のタイプであってほしい。今の私の見た目を好きになってほしい。

美咲:その気持ちもわかります。でも、好きな髪型の相手の方が性行為は絶対盛り上がりますよ。
私、襟足が短い男性は萎えちゃうんですよ。その最中に。いちいち「あ、襟足が無い」ってがっかりしちゃうんです。

はあちゅう:美咲ちゃん、襟足に燃えるのかあ。そういう女の子、初めて聞いたよ。

美咲:恋愛で一番楽しい瞬間って、なんだかんだ言っても性行為している瞬間だと思うんです。
それ以外のことって、その人じゃなくてもできるじゃないですか。私、性行為でまれにオーロラが見えるときあるんですよ。

一同:爆笑

美咲:その瞬間って、相手にも見えてるんですよね、オーロラ。

はあちゅう:私はオーロラが見えたことはないけれど(笑)、好きなのに惚れ直すって瞬間あるじゃないですか。
ある瞬間キャズムを超えたって思うとき。そういうとき向こう側にいく感じを味わうと、恋っていいなって思います。

[続く]

TEXT/佐藤 友美

はあちゅうさん新刊『恋愛炎上主義。』と
下田美咲さん新刊『生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案』

はあちゅう 下田美咲 対談 恋愛 セックス セフレ
『恋愛炎上主義。』(ポプラ社)
著者:はあちゅう(伊藤春香)

 AMで大人気連載中の「毒吐きはあちゅうのアラサー恋愛入門」がついに書籍化『恋愛炎上主義。』(ポプラ社)されました!
世の中に疲れた女子が寝る前に読むと、明日から元気に生きられると各地域で大評判です!

 Twitterのお悩み相談で火がついた下田美咲さんの『生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案』(竹書房)
下田さんの答えが斬新すぎて、びっくりするほど面白いです。読むだけで人生が楽しくなりますので、対談と合わせてぜひ読んでみてくださいね!

ライタープロフィール

はあちゅう(伊藤春香)
ブロガー、作家、ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」代表

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