映画ではハッピーエンドでも、現実で自分のことばかりではタダの面倒な女

女って本当に面倒な生き物

世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 Mariana Montes de Oca

ロンドンに住む知人からの「日本に帰国している間ペットの面倒を見にきてほしい」という依頼にお答えして、今月末からロンドンに滞在する事になりました。
パリとロンドンは電車で2、3時間で行ける程近いのに、空気から緑の色からして全く違います。パリにいると時々、あの緑が雨に喜んでいるロンドンが恋しくなるのです。

最近パリでも再放送していたBBCのドラマ『シャーロックホームズ』を観ていると、あのイギリス独特の渋くて美しい壁紙や、イケメンイギリス人男性たちを惚れ惚れと見入ってしまいます。

婚活しながら各国を周ったなか、パリでフェミニンなやさしい顔のパリジャンたちには一切ときめかせんでした。
でもイギリスではがっちりとした大陸顔のスーツ男性たちとすれ違っては一時も休まる事はありませんでした。
まぁ、それでもイギリスではなく、パリで出会いがあったわけですが、実際はタイプなんて関係なく結婚してしまうものです。
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さて、本題です。これまたロンドンの予習をしようと『ブリジット・ジョーンズの日記』を何年ぶりかに観返してみたところ、新たな発見がありました。

「なんじゃ!この面倒な女!こんな女、どんな男でもお手上げだわ」
と思ってしまったのです。

私が独身時代にこの映画を観た時は、彼女に共感して「ハラハラ」しながら観ていたのだと思います。
「私のことを分かってほしい、大切にしてほしい」
その気持ちは痛い程わかります。
でも、それだけじゃあ意思の疎通はできませんって。

結婚して旦那と四六時中一緒に生活してみて分かったのは、男は女のこういう「○○して欲しいわぁ〜」なんてロマンチックな考え方は「言わないと分からない」という事実です。
(まして、日本人男性相手の場合「○○して欲しい」と口で伝えたとしても、恥ずかしがってやってくれない可能性も大)

結局、ブリジットは相手の男性のために「何かをしたら彼が喜ぶ」なんてことは一切考えず、自分の幸せのことばっかり考えたり、一人で「不幸な乙女」を演じている点ばかり気になり、私はすっかり興ざめしてしまいました。
結局ブリジットは、プロポーズされるという「女性の幸せ」のようなものを獲得して物語が終わります。
んなわけないでしょ、と。

現実では、相手の事でなく自分のことばかり考える女性はタダの面倒な女。