低意識ごはんの一番のおススメとは?
――塩谷さんのブログ「kwappa相談室」の“低意識ごはん”がとても面白くて、美味しそうだったんですけど、例えばあのような手抜きのご飯を女性が作っても男性が喜びますかね?
塩谷:それも多分気持ちで、例えば遊びに行った後でどこか食べに行くのも疲れるなってときに、あれを作ってくれたら、低意識だけど作ってくれたんだって思って嬉しいですよね。あれが出てきて楽しく過ごせるかどうかだと思いますよ。誕生日のディナーであれが出てきたら、大喧嘩になると思います(笑)。
――そうですね(笑)。低意識ご飯で一番おススメはありますか?
塩谷:最近はラーメンのスープに飽きてきたので、自分で具を汁っぽく作ってラーメンの麺だけ使うことをしています。例えば、マーボ豆腐の豆腐なしみたいなのを作ってかけるとか。
――美味しそう。いつも社内のキッチンでどういう風に作っているんですか?
塩谷:社内の冷蔵庫は基本的に色々入っているんですけど、日によって波があるので、今日はネギとナスしかないってこともあります。お肉とお魚は冷凍されているものがあるので、それと組み合わせて今日は中華風にしてみようとか、ベーコンだからパスタっぽくオリーブオイルと塩こしょうでやってみようとか、そういう感じで作ってますね。
三瓶:きっと前回で話したような味のレパートリーが3つぐらいあるんですね。
塩谷:そうですね、中華だと鶏がらスープと、オイスータ―ソースを入れるとそれっぽくなる。醤油強めにするとか豆板醤で辛くするのもありですね。オリーブオイルとにんにくで炒めて、塩コショウしてトマト入れるとイタリアンっぽくなるし。
三瓶:そこに醤油入れれば和風パスタ風になるし。料理、簡単ですよ!
――なるほど、すごい。それ知るだけで上手くなった感じがします。
料理上手になるには段取りが重要
――味付けの知識は本当に大事なんですね。
あと、料理の上達のために身につけることはありますか?
塩谷:ご飯を炊いてる間に、だしを取ってとか、段取りは重要ですね。その手際を教えてあげるコンテンツがあったらいいかもね。
三瓶:そうですね。まず私はレシピを最初から最後まで全部見て、何からやったらいいかっていうのを決めていますね。
――サムギョプサル作りで、肉に先に塩を振るっていうのすら実は分からなかったです。
三瓶:一見、肉よりも野菜から切ったほうがまな板が汚れないんじゃないかって思うんだけど、そうすると肉に塩が浸透しないんですよね。でもコツを何個か学べば全部に応用できると思います。
塩谷:三瓶さんがまずネギをもみ始めるところから始めてたからさすがだなって思いましたよ! ネギが浸みないと一番美味しくないからね。