去る2012年11月25日、下北沢B&Bにて『AM』主催の初リアルイベントを行いました!
チケットは即日ソールドアウトし、ユーザーの皆様のおかげで大盛況でイベントは終了いたしました。
今回はダイジェスト版でイベントの内容をお届けしたいと思います。
処女より、一回セックスをした層の方がキツイ!?
男の肌には触れても自分のものにならない地獄とは
雨宮まみさんは恋愛履歴インタビュー、少年アヤちゃんは連載『恋の東京散歩』でご協力いただいたことをきっかけに今回の対談をご依頼しました。
処女であるアヤちゃんと、とりあえずセックスはできている雨宮さん。
まず第一部は、処女じゃなくなったあとと、一回セックスをしている人はどっちがつらいかなどを中心に、恋愛と女の生き方に関する様々なテーマをおふたりにお話していただきました。
雨宮:アヤちゃんが私の『だって、女子だもん!!』という本を読んでくれた後に、「処女は辛いと思っていたけれど、処女を喪失してからの第2ラウンドの方がやっぱりキツイんじゃないか」という感想をくれたんですよね。
とりあえず、処女の時は、処女を捨てれば旅立てると誰しも思うじゃないですか。
アヤ:旅立てるもなにも、普通にゴールだと思ってました。
セックス=勝ちだし、セックスさえ済ませれば何もかもクリアになると…。その間違いを正したのがこの本でしたね。
「ただでさえ遠いゴールの先にまだ道が続いているの?」「というかもはやゴールなんてないの?」「無理無理、そんな話、聞いてねえぞ!」「だったらそんな山、登ってたまるか!」みたいな。
それでもう、何もしたくないから出家でもしようかなって思ってるのが今。
雨宮:私も処女の時は、セックスできれば勝ち組みたいに思っていたんですけど、それが途中で間違いだと気づいて。
この本の中で、ヒエラルキーの図っていうのを書きました。
アヤ:私がいるところは明らかにこの最下層ですね!
雨宮:この最下層の人たちにはひとつ上のセフレ的存在層しか見えないんですよね。
セックスすればゴールだと思っているけど、実はセックスできたからって、セフレ的にいいように扱われているだけで全然幸せにはなれない。
アヤ:しかも、一応セックスだけしちゃった人たちはこう、いわゆる非モテの特権みたいなことも使えないから苦しみますよね。
間には挟まれちゃって。
雨宮:「つらいとか言ったって、お前男とセックスできてんだろ!」と非モテからは突き上げられ、上のモテてる人からは「かわいそー」とか見下されて、完全に板挟みの状態ですね。