回数を重ねれば気持ちよくなるの?
今週も読者の方からの質問にお答えします!
セックスの頻度が少なく、あまり経験がないのですが、気持ちいいと感じるまでは時間がかかるものでしょうか。くすぐったいくらいか痛いときがほとんどです。やはり回数を重ねていくごとに深みが出るものでしょうか。
セックスは、何の努力をしなくても勝手に気持ちよくなっていく人もいれば、楽しいと感じるまでに経験と時間、そして少しの努力を要する人もいます。性欲や性的好奇心の強さも大きく関わってくると思うのですが、文面からは性的好奇心や性欲の具合がわからないので、ある程度セックスに好奇心と性欲があって、気持ちよくなりたい期待もあるという前提で進めていきますね。
セックスの気持ちよさがまだわからない人が、今後のセックスで気持ちよくなるためには次の3つの方法を試してもらいたいです。
プラスのイメージを膨らませてマイナスは消す
セックスでは、気持ちよくなることをイメージするのも大事だと思っています。胸や股間に限らず、体を優しく撫でられる時のふわふわした気持ちよさとか、キスしている時のドキドキワクワクする気持ちでもいいです。セックス中の好きな行為を大事にして良いイメージは膨らませてください。
逆にセックスにマイナスのイメージがあると「また今日も痛くなるかもしれない」とか「今日もくすぐったいまま終わるのだろうか」と身構えてしまいますよね。それでは相手に安心して体を委ねられないです。だからマイナスのイメージになるものはできる限り消したいですね。真っ先に消したいのは痛みです。何が痛いのかをよく考えてみてください。触れられ方が荒くて痛いのか、潤っていないから痛いのか、もしくは婦人科系の疾患があって痛いのか。痛みには原因があるはずです。刺激方法が合っていないだけでも痛みを感じるので、別のやり方に変えない限りは変わりません。潤い方が足りなかったり途中で乾いたりすると擦れて痛くなるので、潤滑剤が必要です。奥を突かれて痛いのは婦人科系の問題がある可能性もあります。定期健診などで相談してみてください。
くすぐったさも刺激の方法が合っていないんだと思います。指先や尖らせた舌を速く動かすとくすぐったくなりやすいので、指の腹や力を抜いた舌でゆっくり動かしてもらうようにするとくすぐったさは改善されるはずです。
予習と復習をだいじに
セックスも学習です。予習と復習をしながら少しずつ学んでいくと楽しくなります。ここでいう予習とは、自分の頭と体は何に反応して性的に興奮するのか、また一般的にはどこをどうすれば気持ちよくなるとされているのかを知ることです。そして時々は自分で触ってみて感じ方を探ってみるのもいいですね。ただ触るだけでは気持ちよさを感じにくいので、性的に興奮できるイメージ(漫画でも動画でも)を使うといいと思います。
そして復習は、セックス後の自宅学習です。実際にセックスをする時に少しでも気持ちいいと感じたり、もっとしたいと感じたことを意識して記憶に残し、それを後から思い出します。触れられて気持ちよかった場所を自分で触ってみるのが特にいいと思います。「思い出しオナニー」と私は呼んでいますが、セックスでキュンときたことを思い出しながらのオナニーをすると、次にセックスする時に期待度が高まるせいか、興奮の加速度も高まるんですよ。是非試してみてもらいたいです。
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