醜い主人公とヤリチンを繋ぐもの
今回の作品のヒロインはかなり強烈。
ひょんなきっかけで知り合ったヤリチンの『俺』こと靖之(21歳)をお小遣いと食事つきで家に住まわせている絵里子(37歳、独身)。
そのルックスはというと……。
こいつは本物のブタだよな。
人間と思うと腹が立つが、ブタだと思うと可愛い方なのかもしれない。俺はいつでもきっちり勃起できるので、ゆっくり立ち上がって、ジーパンのジッパーを下げて、熱く固くなったペニスをつかみだしてやると絵里子はうれしそうに四つん這いになって、巨大なケツを俺に差し出す。
これがまた本当にでかいケツなんだ。しかも幾重にも肉が垂れ下がり、肝心のおまんこが見えやしない。両手で餅の塊をかき分けるようにして、むにゅっと充血したそこを開いて、ゆっくりと入れてやると、「ひぃ」と甲高い悲鳴をもらす。 (『そして僕は途方に暮れる』P6L9-P7L3)
『本物のブタ』とまで言われてしまうその豊満(すぎる)肉体。対して靖之は……。
十六歳の頃から、女を食い物にして生きてきた。つまり、セックスだけで食ってきたのだ。若さと、月9の主演で評判の若手俳優に似た子犬系の顔と、なにもしなくてもたるまないこの身体にちょっと甘え上手な性格で、寂しいとぬかす女はいくらで食いついてくる。 (『そして僕は途方に暮れる』P2L8―L5)
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