お金の使い方にその人の生き様が表れる。無駄遣いも贅沢も上等じゃん!

宵越しの金は持たない

クローゼットの写真by Jacek Dylag

40代の私が子供のころはまだバブルの恩恵を受けていて、我が家は自営業だったこともあり、商売人の娘として“景気良くお金が入ってくる”空気感をとても身近に感じていました。欲しいものがあったら買ってもらい、やりたいこともやらせてもらっていたので、我慢をした記憶もあまり無い。

高級外車にロレックスの腕時計、ブランド物に海外旅行、土地や家を買う……贅沢することがステイタス。この当時は貴金属を身に着けた派手派手な人が多く、着飾った大人たちを見て私はカッコイイ! と思って育ち、自分も大きくなったらお金をいっぱい稼いでイイものを買うんだ~! って思ってた。

その後バブルは弾けたけど、それでも現在よりはぜんぜん景気が良くて、学生時代はアルバイト代で欲しいものを手に入れて満足してました。そうやってすっかり我慢ができない浪費家の大人に成長してしまいまして、お金が入ってくるとすべて何かにつぎ込んでしまう無駄遣い人間に。ファッション、美容、旅行、外食、バイク、車、イベント、趣味……高い買い物もあれば安い買い物もありましたし、おまけに収集癖まであったので、何かにはまるとコレクションしたりしてお金を浪費……私と同年代でバブル時代の恩恵を受けた方の中には、きっと同じような浪費家の方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

『宵越しの金は持たない』。まるで江戸っ子のような金遣いの荒さで貯金もたまりません。江戸の方は今より長生きできる時代じゃなかったから、そんな粋な生き方ができたんでしょう。「老後には〇〇〇〇万円必要」なんてニュースを見るたびに恐ろしいわ~と震え上がるこの頃です。

そんなわたしが一緒にお仕事してる若者達と話しててびっくりするのが、お金と物に対する価値観のギャップ。

景気の悪い時代に生まれ育ってる方は、もともと贅沢や無駄遣いせず倹約して育っているので、本当に無駄遣いしないし、貯金も当たり前のようにできている。そもそも見栄を張ることや贅沢をしないように感じます。お金がないことの辛さ・大変さを感じて育っているから、自然といざという時の貯蓄ができている。そんな若者とご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりするのですが、お金の無駄遣いしている私を(おいおいこの人大丈夫か?と)宇宙人を見るような目で見てくるし、最終的にはお金についてめっちゃ為になる話もしてくれたりして(笑)。正直、堅実さが身についてることはとても羨ましいですし、話してると学びが多いです。でも無駄遣いって悪なの? 私が贅沢や無駄遣いから得たものもあるんじゃ!