第2位「エロい写真のリクエストは女冥利に尽きるであろう」

割合としてはこれまた少数派で、クズ野郎が10人いたとしたら、そのうち2人くらい。現状としては……というよりも、彼の性嗜好そのものが「見られるとコーフンする」傾向が強めなのでしょう。一歩間違っていたら露出狂になっていたかもしれません。フーゾクで遊ぶならダンゼン、オナクラを選ぶタイプでしょう(オナクラ:男性客がオナニーを見てもらうお店)。

この類の男性にとって「異性に見られる」ということは人生最大の悦びです。異性に見られるために生まれてきたといっても過言ではないくらい! 自分の好きな事柄は、他人も好きであろうと思い込みがちなのが人間というもの。そのため、エロい写真のリクエストが、相手女性を不快にさせているとは露ほども思わず! むしろマンコの写真が届いたら、お返しに自分のチンコ写真を送ろうと考えているでしょう。

第1位「悪気いっさいナシの無邪気発言」

割合としては、クズ野郎のうち7割を占めます。たいていのエロい写真リクエストは、悪気いっさいナシの単なる無邪気発言と捉えて間違いないでしょう。そりゃ男性は視覚要素から興奮を得る性分ですもの。乳首ありきのオッパイ写真や「くぱぁ」したマンコ写真は年がら年中受け付けているんです。その、ごく純粋な欲求を、無邪気に投げかけてきているだけなのでしょう。

女性側の感覚だとつい、「本気で愛していれば、こんな下品なLINEは送ってこないはず」「エロい写真を要求するのは、私を軽く見ている証し」と思っちゃいます。ところがどっこい、そうとは限らないんですよね。なんてったって、根底には「無邪気に」がありますから。無邪気に「好きなコのエロい写真が見たい!」と望み、その望みをそのまんまぶつけてきたのでしょう。

尚、恋愛経験はかなり少ないはずです。女性慣れした男性ならば、「こんなLINE送ったらドン引きされるであろう」と、想像力が働くはず。想像力が働かないからこそ、妄想のオカズでは満たされず、視覚要素に興奮を求めちゃうのでしょうけど……。

貴女サマに「エロい写真を送れ」と要求してきた男性はどのタイプでしたか? どのタイプにせよ、リベンジポルノの材料にされぬよう、送らないのがベストアンサーなのでしょう。筆者の場合は、3年前にダイエット成功記念で撮影したMyフルヌード写真があるので、Gigaファイルで送信しましたけどね。万が一リベンジポルノされたら、そのネタをAMで書こうと目論んでおります。

Text/菊池美佳子
初出:2018.10.01

次回は<流れでセックスするなら「ま、1回くらいいっか」の心のほうがうまくいく?>です。
小泉今日子さん主演の映画『食べる女』には、流れでセックスすることに対して沢尻エリカさんが「何やっているんだろう、アタシ。ま、1回くらいいっか」という台詞が。ここから、セックスに臨む女性側の心構えについて考えます。