「非モテ由来のヤリチン復讐願望が消えた理由」蛇オタク男子にカウンセリング③

 以前、ニコ動「アルテイシアの相談室」に「付き合う女性が高確率で精神を病んでいる」と相談をくれたMさん(34歳、福祉系)
蛇を6匹飼っていてナイフ格闘技が趣味という彼ですが、中身はコミュ力も高く気づかいのできる好青年。そんなMさんが、コンプレックスを克服した過去に迫りました!

孤独な奴になってもいい

アルテイシアさんの連載サムネイル

僕も昔は結構ヤバかったですよ。10代の時に女子にいじめられたりバカにされたりして、非モテコンプレックスをこじらせて「ヤリチンになって復讐してやる」とか思ってました。

ほう~、それはどうやって克服したの?

「お前はモテなくてダメだ」とマウントしてくる男女を全員シャットアウトしたんです。友達のいない孤独な奴になってもいい、と思って。それでギャーギャー言ってくる奴らがいなくなって、復讐心がなくなりました。

そもそもマウントしてくるような人って友達じゃないよね。そんなつながり、いらないと思う。

ほんとそうですね。それに、そこで残った友達とは逆にすごく仲良くなりました。

誰がギャーギャー言ってきてたの?

地元の友達とか、飲み仲間とか…男だけじゃなく女の子にも「童貞なの~?ダメじゃん」とか言われて。

いじられキャラになってたのかな?

そう、それです!自分で自分を落として笑いをとるみたいなところがあって、それをやめたら、いじられたりマウントされることが減りました。

自虐ネタに走ると「こいつはバカにしてもいい」「いじられたがってる」と思う人もいるよね。それには気づかなかった?

二村ヒトシさんの『すべてはモテるためである』を読んで気づいたんです。「人は自分を扱うようにしか他人から扱われない」という言葉を読んで、おっしゃる通りだなと思って。

『オクテ女子のための恋愛基礎講座』にも「ブストーク」について書いたけど、「まったく同じことやってました!」と反響が大きかった。自分を下げるようなブストークをすると「こいつはブス扱いしてもいい」と見下されたり、雑に扱われたりしがちなのよ。
そういう子って気ぃ使いぃなんだよね。自分を下げても盛り上げなきゃとか思ってしまう。


そうなんですよ!僕も飲み会で場が白けてると盛り上げなきゃと思って、非モテの自虐トークをしてました。

私も盛り上げようとして飲みすぎたり余計なこと言っちゃって、布団の中でメッチャ後悔する(笑)。
あと私も10代の時、デブスの喪女で男子にバカにされたから「この恨みを晴らさでおくべきか」という気持ちはわかる。でもバカにした本人に復讐するのはわかるけど、「異性=敵」と一括りにして復讐するのはおかしいよね。


僕も外野の声をシャットアウトしたことで、間違いに気づきました。かつ、自分自身と向き合えました。
昔は「金持ちのヤリチンになりたい」「美人と付き合って羨まれたい」とか思ったけど、それって他人にスゲーと思われたい、イケてる男に見られたいという、他者目線なんですよね。


そうそう。恋愛工学信者とかって、イケてる男集団に所属して、スゲーと言われたいんだと思う。スゲーくだらないよな。

僕もそのくだらなさに気づきました。それで「他人から何を言われても自分は蛇が好き」「他人にどう思われようと、自分の好きな人と付き合いたい」と考えるようになって、だいぶ健全になりましたよ。

そんなふうに話せるのが偉いと思う。自分の内面と向き合って、弱みをさらけ出したり、感情を言葉で表現できる男子は少ないから。それができるMさんは貴重だし、人類に希望がもてるよ(笑)