これぞセンチメンタル!「忘れられますように」とお参りしたほど好きだった彼との思い出

恋を忘れられるように願ってる女の子の画像 Oleksandr Pidvalnyi

小6のセンチメンタルエピソード

先週、【片思いってめちゃくちゃカッコ悪い!?つらくならない恋愛メソッド】に、今でこそセンチメンタルとは無縁だが、昔は酷かったと綴った筆者。すると「酷かった昔のエピソードが知りたい」とのお声を頂戴しました。筆者がセンチメンタルデビューしたのは小6の時です。

筆者が通っていた小学校は、住んでいる学区によって、進む中学が二手に分かれるシステムになっていました。筆者はA中学へ進む学区、そして当時好きだった男の子はB中学へ進む学区。大好きな男の子と離ればなれになる運命を変える方法はただ1つ。2人共が、県内にある国立大の付属中学を受験し、合格することです。

附属中は、学年の中で特別に勉強の出来る児童が3~4人受験し、合格者は1~2人という超・難関でした。さて、筆者に「付属中受験できるほどの学力」があったかと言ったら、答えはノー(笑)。さらに、筆者の好きな男の子に「付属中受験できるほどの学力」があったかと言ったら、これまた答えはノー(笑)。なのに筆者ったら、好きな男の子に対して「私と一緒に付属中を受験しよう!」と提案しようか否か、悶々と悩んでいたのです。これぞまさにセンチメンタル!

改めてこうして文字にすると、悩む以前の問題ですよね。筆者とその男の子が両想いだったというならまだしも、完全なる片想いだったのですから。「私と一緒に付属中を受験しよう!」と提案しても、断られるのは火を見るよりも明らか (笑)! それでも悩んでしまうのが、センチメンタルってやつなのです。幸い、「付属中受験できるほどの学力」はありませんでしたが、そこまでアホじゃなかったので、実行に移すには至りませんでしたが。

いや、実行に移さなかったのは、そこまでアホじゃなかったので理性が働いたわけではなく! 単に、勇気がなかっただけかもしれません。いま思えば、勇気のない性格で本当に良かったです。もし筆者が、勇気100倍アンパンマンみたいな性格だったら、「私と一緒に付属中を受験しよう!」だなんて論外な提案をし、玉砕していたでしょうから……。

勇気のない性格はオトナになってからも変わりませんでした。路上ナンパで知り合ったような、海のものとも山のものともつかぬオトコの家に行く系の勇気はアンパンマン級なんですけどね。

話を戻します。オトナになってからのセンチメンタルエピソードはさらに酷いです。さらに酷いというか、一番酷い点は! 4年前に連載させて頂いた【とある夜の教訓】に、あれだけ過去セックスしてきたメンズとのエピソードを綴っておきながら、今日これから書くエピソードに関しては「もしかしたら再会できるかもしれないから晒すのは控えよう」と、ほのかに期待していた思考回路が一番酷い(笑)!