阿呆なヤリチンのセックス後
阿呆なヤリチンは、セックス中もバンバン愛の言葉を連発させるでしょう。「好きだ!」「愛している」に加え、「いつか結婚しよう!」くらいのテンションまで達するケースも珍しくありません。そして射精に至ります。当初の「セックスがしたい!」「陰嚢が大爆発しそうだ!」という欲求が、射精により発散されたことで、阿呆なヤリチンは我に返ります。「俺は○○ちゃんのことが好きだったわけではなく、セックスしたいだけだったのだ」と。
しかし今さら、「俺はどうやらセックスしたいだけだったようです」だなんて、カッコ悪くて言えません。そして阿呆なヤリチンは、ラブホを出て駅でバイバイして以降、○○ちゃんからのLINEは既読スルーするようになるのです。
ポイントは、未読スルーではなく、既読スルーという点でしょうか。「好きだ」「付き合おう」「いずれ結婚しよう」という言葉を信じているであろう○○ちゃんからのLINEに既読をつけないって、極悪非道なことをしている気分。自分を極悪人と認めたくないため、既読だけはつけるのです。ここで筆者は声を大にして言いたい! 「返信は来ないが、既読はつくからまだ望みがある」などというファンタジーは捨てたほうが良いですよ。「既読はつく」よりも、「返信が来ない」に意識を向けることを推奨します。
良いヤリチンと悪いヤリチンの仕分け作業をするつもりが、阿呆なヤリチンの話になってしまいました。良いヤリチンと悪いヤリチンの仕分け作業は、また今度……。
Text/菊池美佳子
次回は<「良いヤリチン」とのセックスには虚しさも惨めさもナシ!対して「悪いヤリチン」は?>です。
先週に引き続き、テーマは良いヤリチンと悪いヤリチン。その生態の違いの特徴は、まずご飯の考え方にあります!良いヤリチンとの肉体関係には、虚しさも惨めさも一切ありません。その裏側を支えてくれる、良いヤリチンの思考とは?
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