ベッドサイドのスタメンに

 ローションを用意したものの、「彼にローションを使ってと切り出せない…」という女性もいます。
そんな時は、セックス前に、サラッと「最近、濡れにくくて、ちょっと痛いから、買ってみたの。使ってみてもいい?」「これ、使った方が男性側も気持ちよくなるんだって」と提案して、自分に性交痛があること、男性にもメリットがあることを伝えておけば、「じゃ、試してみようか」という流れにもっていきやすいです。
ここで、「そんなの使わなくたって、俺のテクで濡れさせてやる!」と意気込む輩もいると思いますが、あきれずに冷静に対応してください。

 ベッドサイドに潤滑剤を置いて、セックス開始。
挿入時だけでなく、手で性器を愛撫するタイミングでお互いの性器にヌリヌリ…。
ローションの潤いで、ハンドテクニックが10倍くらい気持ちよくなります。
これで、彼もローションの魅力に開眼するはず。
ローションに慣れ親しんだ後は、「もっとヌルヌルさせて欲しいかも…」「今日は、使って欲しいかも…」とあなたのコンディションに合わせて使いましょう。
感覚的には、テーブルにある塩コショウを「もうちょっと塩気があると、もっと美味しくなりそう!ちょっと取って!」と言うような感覚で、あくまでカジュアルに。
この方法で、ベッドサイドのスタメンに、潤滑ローションを仲間入りさせれば、あなたの不快感も軽減させられるはず。

 次回も引き続き、性交痛の原因を探っていきましょう。
あなたの不快感を解消するお手伝いが出来れば幸いです。

つづく。

Text/OLIVIA

次回は<挿入時のほんのひと手間!「小陰唇ぴらり」で性交痛にバイバイ>です。
セックスのときの痛み、性交痛に悩むAM読者の方は少なくないと思います。「痛い」ということを相手に伝えるコミュニケーションが大事ですが、まずは痛みの原因を探ることが大切。OLIVIAさんいわく、性交痛の原因は大きく分けて6つだそう。そのうち②外陰部の巻き込み事故パターンの解決法をご紹介します!