今一番欲しいのは、女性ユーザーの声を聞く仕組み

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 ラブメルシー 高橋社長

――ラブメルシーさんが、女性にアダルトグッズを普及させるために工夫していることってありますか?

T:「女性客も受け入れますよ」っていう姿勢が見えるように、女性スタッフを多く入れてフロアでレジをやってもらってます。
今店舗のお客さんの8割は男性なんですけど、最近は女性が一人で買い物に来られることも珍しくないんですよ。一階はコスプレ衣装を多く置いているので、まずはそこから興味を持ってもらって、徐々にグッズのほうに行ってもらえると嬉しいですね。

――シルクラボの監督さんもおっしゃってたんですけど、女性にエロを売るのって難しくないですか。

T:難しいです。女性って流されないしシビアだし、本当に価値のあるものや欲しいものでないとなかなか財布を開いてくれない。
だから今は、ユーザーさんのニーズを知りたいんです。アダルトにどっぷり浸かってる私の考えだけで作ったら、それなりにいいものはできても売れるとは限らないですから。そのためにイベントに顔を出したり、女友達にリサーチしたりはしてるんですが……。

――高橋さんのような立場の方でも、女性の意見を聞くのは難しいものですか。

T:メディア関係の方やアダルト業界の方とは話す機会もありますけど、一般の女性ユーザーさんになるとなかなか。性にオープンになったとはいっても、やっぱりみんな恥ずかしいんですよね。「自分の体を知りましょう」とか「エッチっていいものだよ」って、もう何百万回も言われてきてることだけど、それでもまだ十分じゃない。
私、この仕事は自分の天職だと思ってるんです。
女性が本当に欲しいアダルトグッズはどんなものか聞いてそれを供給するっていうのは、開発から販売までを全部やってきた人間だからこそできることじゃないかなと。だから今本当に欲しいのは、女性ユーザーさんの声を聞ける仕組み。生の声に耳を傾けて、できる限りそれに沿うものを作っていきたいと思ってますね。

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☆次回は、高橋社長のお話をふまえて、ライター遠藤さんが女性向けアダルトグッズの今までとこれからを語ります!

Text/遠藤遊佐