累計200万本売れた大ヒット電マ誕生の秘密/ラブメルシー高橋社長(2)

女性のことを考えた2大ヒット商品“オルガスター”と“フェアリー”

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 ラブメルシー
電マの大ヒットシリーズ“フェアリー”。いろんなタイプがありますが、一番人気はダントツで“フェアリーミニ”だそうです。


――私も愛用してますが、ラブメルシーさんのヒット商品というと、やっぱり“オルガスター”“フェアリー”ですよね。

T:そうですね。ありがたいことに、その2つは本当に長い間売れ続けてます。“フェアリー”シリーズは月に2万~2万5千本生産してるので、累計だと200万本強にはなるんじゃないですか。海外にも出してますしね。

――一カ月に2万本! 電マってそうそう壊れるものじゃないのに、その数は驚きです。個人的なことですけど、私自身、最初にフェアリーを使ったときじゃ「こんなに手っ取り早く気持ちよくなれるものがあるなんて!」って、すごい衝撃を受けたんですよ。オルガスターもそれまでにはないアプローチの商品で、発売当時女性の間で話題になったのを覚えてます。

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“オルガスター”は、女性の2大性感帯であるクリトリスとGスポットを同時に刺激できるよう作られた鉤のような形のバイブ。竿の部分が極端に細く挿入しやすいのが特徴。

――アダルトグッズって長い間男性をターゲットにした商売でしたよね。男性が恋人なり奥さんなりに使うために買うっていうイメージがあったと思うんですけど、高橋さんは最初から「女性に向けて作る」っていう意識を持ってたんですか?

T:特に戦略として意識してたわけじゃなく、自然にそうなった感じですね。
例えば、私たちがこの業界に参入する前はバイブってほとんどが輸入物だったんですよ。国産のものは本当に少なかったし、国産で作る場合もあまり深く考えずアメリカ製のバイブをそのまま真似て作ってたので、サイズが大きすぎた。

――結構雑だったんですね(笑)。

T:でも、本当は膣の大きさや長さってアメリカ人と日本人じゃ全然違うわけですよね。だから私は「これじゃ痛いし気持ちよくないよ」って言ったんです。そこでようやく日本人に合わせたサイズ感で作りましょうってことになった。

――当時は、アダルトメーカーの中心部に女性がいるっていうこと自体があまりなかったんでしょうね。

T:ですね。まったくいないわけじゃなかったんですけど、ほとんどが下着屋さんでオモチャのほうには女性はいなかった。そういう当たり前のことを言う人がいなかったんです。