浮気は男性の反発心の表れ?

 そういった、世間サマからの「無言の圧力」に対し、「なにくそ!」という反発心が芽生えるのでしょうね。「妻が上で、夫が下」という目線に反発し、自分と妻は対等であるという「確信」を欲するようなイメージ。

 しかしながら、社会的には「妻が上で、夫が下」ということになっているのが現実。そんな中、浮気をすることで、「私がこんなに愛しているのにッ!」という妻が「下」になり、「俺はお前にぞっこんLOVEってわけじゃないんだぜ」という夫が「上」になります、感情ベースでは。若くて美しい女性芸能人が、なぜか夫に浮気されるのは、そういった事情があるのでしょう。

 一般人の男女にも、同じような流れが起きつつあるように見受けられます。芸能人カップルと違うのは、男性側に浮気するほどの甲斐性がないという点。キャリアアップを重ねていくカノジョに対して、いい顔をしない……程度のニュアンスなんですけどね。いや、場合によっては「別れる」という選択をする男性もいるようなので、そこそこ深刻な問題かもしれません。

 だったら! てめぇ自身がキャリアアップして、「そんな仕事やめちまえよ、俺の稼ぎで食わせてやるからさ」と言ってくれれば良いものの、現実的には難しいのでしょうね。それって要するに、「専業主婦として養うことはできない」「しかしバリバリ稼ぐキャリアウーマンは嫌だ」「お給料がそれほど高くない労働者でいてほしい」ってことになりますよね。ずいぶん勝手だな(笑)。

 彼氏側の勝手な要求を呑み、キャリアアップを手放すべきなのでしょうか? それも1つの生き方ですが、キャリアアップしつつ、彼氏ともうまいことやっていく方法があるとしたら……それはセックスでしょう!

 セックスにおいて、「私はあなたの陰茎ナシでは生きていけません!」ってくらい、彼氏の陰茎&性的技巧を讃えれば……! 女性のキャリアに嫉妬する男心なんぞ、あっという間に払拭できるはずです。

Text/菊池美佳子

次回は <「セコい」のではなく攻略!「やっぱりまだ早いかも」が男心をくすぐる理由>です。
AMの大人気コンテンツ「菊池美佳子のオトコを甘やかすな!」は、突然ですが今週で最終回!テーマはセコいオッサンたち。女の子といちゃつけるお店には入らず、お店の前でたたずんでいる制服姿の女の子たちと延々しゃべっているオッサン。本番ナシの風俗店で本番行為をしたがるオッサン。彼らの生態を菊池さんが分析します!