女児が下品な言葉を使いたがる理由

 ところで、なぜ女児は、汚い言葉や下品な言葉を使いたがるのでしょうか? 筆者は児童教育の専門家ではないですが、「男児とお近づきになりたい」って意識が関係している気がします。男児とて正しい言葉遣いは大事ですが、それでも女児よりは、だいぶ砕けた言葉遣いが許されていました。女児が砕けた言葉を使うのは、男児に親近感を抱かせる演出だったのかもしれません。

 小学校といえば、「ラッパ、パンツ……」というしりとりが流行りましたね。筆者の年代(昭和52年生まれ)だけの流行だったらちんぷんかんぷんでしょうから、イチオウ全文ご紹介しましょう。

ラッパ、パンツ、つみ木、キンタマ、マンチョ、チョすな、なして?、手が腐るから(ラッパに戻る)

「なして?」とは、北国の方言で「なんで?」「どうして?」という意味です。はっ、そう考えると、このしりとりって筆者の育った地域だけの流行だったのかも(岩手県盛岡市)。いや、ここでは「なして?」の解説は重要事項ではありません。着目して頂きたいのは、その手前の「チョすな」です。
「ちょす」とは、同じく北国の方言で「いじる」という意味です。

「シコる」の女性版、「チョす」でいかがでしょう? 服部氏からの条件(!?)である、「滑稽味」「自虐のたくましさ」を満たしていると思うのですが……。尚、マンチョをチョしたところで、手は腐りません。安心して、チョしてくださいませ。

Text/菊池美佳子

次回は <女性が恋愛で不安になるのは優先順位が高いから!では男性が不安になることは?>です。
本当に愛されているのかな…浮気してないかな…と、無理やりなぐらい恋愛に悩んでしまうAM読者の女性はかなり多いはず。菊池美佳子さんの分析だと、それは恋愛の優先順位が高いから!では、男性にとって優先順位が高くて悩みの種になっているものってなんなのでしょう。仕事?いいえ、それはやっぱり……。